■日本の標準時刻が制定
1886(明治19)年7月13日、東経135度の子午線の時を日本標準時とすることが制定され、1888年1月1日から施行されました。これは、1884年に国際子午線会議でグリニッジ天文台を通る子午線を経度の基本とし、そこから経度が15度ずつ隔たるごとに1時間ずつ時差を持つ時刻を各国が使用することが決まったことへの対応です。東経135度を通るのはご存知の通り兵庫県明石市、グリニッジ天文台との誤差は8時間です。
また1977(昭和52)のこの日、ニューヨークで25時間にわたる大停電が発生。多くの人が地下鉄やエレベーターに閉じ込められて大パニックとなり、街全体が丸一日以上機能不全に陥りました。ほぼすべてを電気に頼っている現代社会では、電気が止まったら何もできないですよね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●日産の5代目セレナにプロパイロット搭載を発表!
2016年(平成28)年7月13日、日産は8月に発売予定の5代目「セレナ」を発表しました。注目は、先進の運転支援技術「プロパイロット」を搭載していることです。
初代セレナは、1991年に「バネットセレナ」としてデビューしました。新しいファミリーユース向けのスタイリッシュなミニバンとして、ワンボックスカーのイメージを払拭して人気を博しました。その後、モデルチェンジを続けてホンダ「ステップワゴン」、トヨタ「ヴォクシー/ノア」と5ナンバーミニバンのトップ争いを繰り広げていました。
そして、2016年7月に5代目セレナを発表。5代目は、ブーメラン型の前後ランプや日産の象徴となったV型グリル、サイドのシュプールラインなどダイナミックなフォルムとクラストップの室内空間が実現されました。
何より話題となったのは、運転支援技術プロパイロットの採用です。プロパイロットは、従来から採用されている自動ブレーキやLDW(車線逸脱警報)、インテリジェントパーキングなどに、渋滞時や高速走行時にアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動で制御する機能を組み合わせたシステムです。渋滞時の自動制御は、日本初の技術です。
一方でプロパイロットは、自動運転のイメージが先走ったため、完全な自動運転だと誤解されたり、また誤った使い方で追突事故が発生するという問題を引き起こしました。これを受け、国交省が現行の自動運転機能は完全自動運転ではないと強く注意を呼びかけ、メーカー各社へユーザーへの説明を徹底するように求めました。
確かに自動運転という表現は、一時的に自動で運転する運転支援から完全自動運転までの広い範囲で使われて紛らわしいですね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)