■側面のスポークにはタッチセンサー式のコントロールが組み込まれている可能性
BMWが開発中のフラッグシップ・4ドアサルーン、「7シリーズ」次世代型の最新プロトタイプをキャッチ、その市販型キャビン内をカメラが初めて捉えました。
キャビン内を撮影したのは初めてではありませんが、以前のスパイショットでは内部がほとんど隠されていたほか、多くのコンポーネントが現行型から流用されたテストラバでした。しかし今回は最終市販型にかなり近いもののようです。
最初に気づくのは、「iX」と「i4グランクーペ」のセットアップに似たサイドバイサイドスクリーンです。これら2台のフルエレクトリックモデルでは、デジタルインストルメントクラスタのサイズは12.3インチで、iDrive8で実行される14.9インチの大型タッチスクリーンインフォテイメントが付属しています。おそらく7シリーズ次世代型でも同様のレイアウトになるでしょう。
ステアリングホイールも非常に興味深く、下部に「M」バッジを備える金属製スポークが見てとれます。断言はできませんが、側面のスポークにはタッチセンサー式のコントロールが組み込まれている可能性がありそうです。
iDriveコントローラーをホストする下部センターコンソールエリアには、往来のシフトセレクターを備えていないほか、「iX」ほど見栄えも良くなく、今後修正されるはずです。
7シリーズ次世代型は、2021年9月にミュンヘンで初開催予定の「IAA」(国際モーターショー)でワールドプレミアされると予想されており、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッド、およびフルエレクトリックパワートレインで提供されることが濃厚です。
またBMWは1986年に発売された「E32型」第2世代以降、すべてのモデルにV型12気筒エンジンを搭載してきましたが、ついに終焉を迎えることになりそうです。
最上級レンジを求める顧客は最高出力650ps以上を発揮する「i7 M60」へ移行することになるでしょう。i7 M60では少なくとも2つの電気モーターを搭載、1回の充電による後続は400マイル(644km)を超えると思われます。またRWDのi735dとi740を除いてファミリーすべてのモデルは全輪駆動「xDrive」を搭載します。