■ノートの上級モデル登場(ワイドボディ採用&出力アップ)
昨年末に発売されたノートe-POWERは、今年に入り月間販売台数が1月:7,532台(6位)、2月:7,246台(7位)、3月:13,352台(4位)、4月:5,711台(7位)、5月:5,962台(6位)と常に上位にランクインしており、好調に販売が推移しています。
内外装デザインに加え、第2世代「e-POWER」+新開発プラットフォーム採用によるスムースな加速や、優れた静粛性、ナビリンク機能付きの進化したプロパイロットなどが高評価を得ているようです。
そうしたなか、同社は6月15日にノートをベースに車幅を拡大、3ナンバー化した「ノート オーラ」を発表。「新次元の電気の走りと上質さをまとったプレミアムコンパクト」を目指して開発したとしています。
同社のピュアEV、アリアを彷彿させるフロントマスクの採用や拡幅効果により、グッとボリューム感が増しており、現行ノートの上級モデルとしての“オーラ”を放っています。
パッと見ではボディパネルの変更部位がわかり難いほど違和感無く拡幅されており、内外装についても現行ノートから多くの部位がグレードアップされています。
車両サイズは全長4,045mm、全幅1,735(+40)mm、全高1,525mm(+20)で、ホイールベースは2,580mm。操縦安定性に寄与するトレッドは前/後共に1,510mm(+20mm) となっています[( )内数値は現行ノート比]。
パワートレーンは、ノートと同様にエンジンで発電、モーターで駆動するe-POWERシステムを採用。
発電用1.2L直3エンジン(82ps/10.5kgm)に変更は無いものの、駆動用フロントモーターの出力が現行ノートの116ps/28.6kgmから136ps/30.6kgmへとパワーアップされており、タイヤサイズの185/60R16→205/50R17へのインチアップと相まって、シャープな走りを実現しています。
また4WDモデルでは後輪の回生を活かして減速時のピッチ角変化を抑制し、フラットな減速を実現している点が注目されます。
ちなみにWLTCモード燃費は車重70kg増に伴い、ノート(29.5km/L)に対して27.2km/Lとなっています。
●内外装をグレードアップ、 レザーシート搭載モデルも
エクステリアでは現行ノートからさらに薄型化されたアダプティブLEDヘッドランプや、デイタイム・ランニングランプを兼ねるシーケンシャルタイプのLEDターンランプを採用しており、アリア似のラジエターグリルや横一文字に点灯するLEDテールランプなどが目を惹きます。
インテリアについてもインパネやシフト廻りに、艶を抑えて本物感を追求したウッド調パネルを採用。ドアトリムやコンソールなどにはツイード調の織物を採用しており、本革シート付きのグレードを設定するなど、1クラス上の高級感が演出されています。
メーターパネルには2タイプの表示切り替えが可能な12.3インチのカラーディスプレイを設定。センターアームレストに腕を置いたまま、指先だけで操作可能な電動シフトを採用しています。
他にもドアやルーフに遮音材が設定されており、フロントドアガラスには遮音フィルムを挟んだラミネートガラスを採用することで静粛性を向上。BOSEと共同開発した8スピーカーによる「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」(OPT)が車室内をハイグレードなサウンドで包みます。
グレードは2WD車が「G」「G レザーエディション」、4WD車が「G FOUR」「G FOUR レザーエディション」の各2タイプで、ボディカラーは2トーン5色を含む14色。気になる車両価格は261万円~295.8万円の設定となっています。
デザイン的にもまとまりが良く、車両価格もノート比で50~60万円高程度に抑えられていることから、ノートシリーズの販売拡大に寄与する可能性が高く、今秋の発売が大いに待たれます。
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