カーデザイナーを目指す学生が提案する「三菱らしい」ライフスタイル、モビリティを企画へ

■若者が三菱自動車の「Drive your Ambition」をどう解釈する?

2021年6月14日、三菱自動車は、専門学校HAL(東京・大阪・名古屋)カーデザイン学科との産学共同プロジェクトを行うと発表しました。

2020年度に続き、2回目の実施となる今回のテーマは「Ambition to Explore」を掲げています。学生たちは10年後の未来を想定し、ポジティブで冒険心を持った三菱自動車のユーザーに向けて、コア技術である電動化技術、4WD技術を活かした新しいライフスタイル、モビリティを企画、提案するプロジェクトです。

同プロジェクトは、4月より毎週オンラインで実施されていて、同社の第一線で活躍するデザイナーがクルマのデザインをはじめ、市場調査やターゲットユーザーの設定などを学生たちに直接指導するそう。

三菱自動車
三菱自動車と専門学校HAL(東京・大阪・名古屋)が産学共同プロジェクトを実施

学生は、コンセプトやスケッチなどを全体デザイン案としてまとめ、1人1枚のプレゼンテーションパネルを完成させ、9月に実施が予定されている最終プレゼンテーションに臨みます。

ダイナミックで力強い「三菱自動車らしさ」と、ワクワクするデザインでユーザーの冒険心を満たす「Drive your Ambition」という同社のブランドメッセージが、学生たちの若い感性でどう表現されるのかに注目です。

三菱自動車の渡辺誠二デザイン本部長は「学生の皆さんがプロデザイナーの仕事を経験できる貴重な機会になると同時に、同社のデザイナーにとっても若者の情熱と斬新な発想に触れることができる貴重な機会となっています。三菱自動車は産学共同プロジェクトを通じて、カーデザイナーを志す学生の育成に引き続き、貢献していきます」とコメントしています。

三菱自動車 エクリプスクロス
三菱自動車の最新モデルであるエクリプスクロス

こうした機会をきっかけに同社はもちろん、自動車のデザイナーを志す若者が増えることは、クルマ好きにとっても応援したいプロジェクトといえそうです。

塚田勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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