フロントグリルはお約束!? 新型ヴェゼルの純正アクセサリーはアーバン&カジュアルの二本立て

■50代向けのオーソドックスなアーバンスタイルと、次世代を睨んだ新しい提案のカジュアルスタイルを用意する

フルモデルチェンジしたホンダヴェゼル。プラットフォーム的にはキャリーオーバーですが、従来モデルがモノフォルムだったのに対して、新型ではノーズを強調するファストバックスタイルへと変身。新しい価値観を持つユーザー層をターゲットに生まれ変わっています。

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純正アクセサリーのエクステリアはアーバンスタイル(右)とカジュアルスタイル(左)の2タイプを設定する

とくに目立つ提案が、ボディに溶け込んだ同色グリルでしょう。押し出しの強い顔が定番のSUVのスタイリングとしては、異質な印象もあります。とはいえ、新型ヴェゼルの精神的なデザインモチーフに初代シビックがあると聞けば、その方向性が一本筋が通ったものであると理解できるかもしれません。

それでも「もっとSUVらしい押し出しの強い顔が欲しい」というユーザーの声が出てくるのは明らか。

そこでホンダの純正アクセサリーを担当するホンダアクセスは、いかにもSUVらしい「アーバンスタイル」を用意しました。

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空力特性を十分に考慮したテールゲートスポイラー(5万5000円)やエキパイフィニッシャー(9900円)がスポーティなムードを高める

象徴的なアイテムが、クロームメッキで縁取ったフロントグリル(4万1250円)です。

赤いボディとのコンビネーションは、まさにオーソドックスなSUVらしいフロントマスク。スタイリングの新提案が目立つヴェゼルに、こうした側面があることを気づかせてくれるものです。

そのフロントグリル用には、標準よりも小さめのHエンブレム(1650円)を設定することで、錯覚を利用してよりグリルを大きく感じさせるという工夫をしているほどです。そのほか、フロント周りではフォグライトガーニッシュ(1万1000円)も用意しています。

ボディ側面を引き締めるサイドロアーガーニッシュ(3万8500円)から流れるように後ろに目をやると、クロームメッキの入ったリアロアーガーニッシュ(2万7500円)と左右分割タイプのリアロアースカート(2万7500円)がボトムにボリューム感を加えています。

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ヴェゼルに合わせて開発された新意匠のアルミホイール「MS-045」。サイズは18×7 1/2 インセット55mm PCD114.3。カラーは、ハイコントラストシルバーの設定。価格は4万6200円/本

直進安定性にも寄与するというテールゲートスポイラー(5万5000円)、リアコンビネーションランプをセパレートするリアコンビガーニッシュ(1万9800円)、そしてメタリックな輝きが目立つエキパイフィニッシャー(9900円)といったアイテム群は、スポーティな雰囲気を高めてくれます。

こうしたエクステリアパーツの基本形状は「カジュアルスタイル」でも変わりません。こちらはカッパー(銅)をアクセントカラーに使っているのが特徴で、この差し色がヴェゼルに新しさを加えています。

足元を飾るのはハイコントラストシルバー塗装の新作アルミホイール「MS-045」。18インチサイズの設定で、推奨タイヤサイズは上級グレードと同じ225/50R18です。

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メタリックな風合いのCピラーデカール(1万1000円)は2トーンボディにもマッチするよう考慮されているアイテムだ

インテリアではセンターコンソールイルミネーション(3万8500円)、LEDイルミネーション付きのサイドステップガーニッシュ(2万9700円)などの光りものが高級感を増してくれるのがポイント。

走りを重視するユーザーにはアルミ製のスポーツペダル(1万3200円)も見逃せないでしょう。

ラゲッジの使い勝手をアップする縁高タイプのラゲッジトレー(1万4300円)や、リアパネルライニングカバー(1万3200円)、LEDテールゲートライト(1万1000円)など、機能性アイテムも充実しています。

CD/DVDを再生できる9インチプレミアムナビ(ホンダコネクト対応・19万8000円)や、ドライブレコーダー(パッケージ・5万8300円)など、定番の電装アイテムもしっかりラインナップされています。

山本 晋也

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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