■はるかに大きなフロントスプリッターを装備、最高出力は510ps
かねてから噂のあったBMWの超高性能2ドアクーペ「M4 CSL」とみられる開発車両をカメラがはじめて捉えました。
CSLは「Coupe Sport Lightweight」の略で、同ブランド2ドアスポーツの頂点に君臨するモデルです。
これまで1973年に伝説的な3.0CSL、2003年にE46型「M3 CSL」を発売、後者はブラックとシルバーの2色のみで提供され、カーボンファイバー製ルーフ、ボディパネルを持ち、リアウィンドウの薄いガラスを特徴としていました。M4 CSLが実現すれば19年ぶりの復活となります。
これまでM4のテストミュールを目撃していましたが、市販型ボディのプロトタイプは初めてです。捉えたテスト車両は、はるかに大きなフロントスプリッターを装備、複雑なスポークパターンを持つブロンズ仕上げの大径ホイール、目立つリアスポイラーを装着しています。
また大型リアディフューザー、デュアルエキゾーストパイプがインストールされていることがわかります。
市販型では、「M5 CS」新型モデル同様にカーボンコンポジットフード、ルーフ、フロントスプリッター、ミラーキャップなどを装備する可能性が高く、M4より104kg(230ポンド)軽量化が図られるとみられます。
その心臓部には、3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力は510ps、最大トルク600Nmを発揮、6速マニュアルギアボックスと組み合わされると予想されます。
開発が順調に進めば、M4 CSLのデビューは2022年初頭とみられ、生産は同年7月から開始、限定1,000台未満で販売され、市場ではポルシェ「911 GT3」新型と争うことになりそうです。
(APOLLO)