フォルクスワーゲン・ゴルフトゥーランがガソリンエンジンを1.5Lに変更し、先進安全装備やインフォテイメントシステムをアップデート

公開日 2021/04/19 12:03
更新日 2021/04/19 12:19
著者塚田勝弘

■ディーゼルエンジンのデュアルクラッチトランスミッションを7速化

2021年4月16日、フォルクスワーゲングループジャパンは、7人乗りミニバンのゴルフトゥーランを一部改良しました。「MQB」をベースに仕立てられたトゥーランは、従来、上級モデルに採用されていた先進安全装備を数多く採用し、高い安全性や快適性などが高く評価されているそうです。

全長4535×全幅1830×全高1670mmという比較的コンパクトなボディに、リヤドアはスライドではなくヒンジ式ドアを採用しています。サードシートは大人にとっては短時間、非常用の域を出ないものの、イザという時に7人乗りであることは重宝するはず。

今回の一部改良では、パワートレーン、インフォテイメント、安全性で強化が図られています。

パワートレインは、従来の1.4L（TSI）エンジンに代わり、新たに1.5L（TSI）エンジンが搭載されています。また、ディーゼルエンジンは、トランスミッションが6速DSG（デュアルクラッチトランスミッション）から7速DSGに多段化され、よりスムーズなシフトチェンジが可能になっています。

インフォテイメントでは、常時オンライン接続になる最新世代のインフォテイメントシステム「Ready 2 Discover」および「Discover Pro」が採用され、最新のオンラインサービス「We Connect」に対応し、リアルタイムの交通情報や駐車場検索（満空情報）を取得できます。

さらに、ゴルフトゥーラン初となるデジタルメータークラスターの「Digital Cockpit Pro」を「Comfortline（コンフォートライン）」以上のグレードに標準装備され、視認性が引き上げられています。

また、エントリーグレードの「TSI Trendline」にレーンチェンジアシストシステムの「Side Assist Plus」「TSI Trendline（トレンドライン）」と「TSI Comfortline」にリヤビューカメラが標準化され、全方位の先進安全装備を全グレードで標準装備することで、安全性がより強化されています。

そのほか、エンブレムのデザインやフォントが変更されたほか、ボディカラーでは新色の「ドルフィングレーメタリック」「キングスレッドメタリック」が追加されています。

車両本体価格は「Golf Touran TSI Trendline」が321万9000円、「Golf Touran TSI Comfortline」が369万9000円、「Golf Touran TDI Comfortline」が416万3000円、「Golf Touran TSI Highline」が431万9000円、「Golf Touran TDI Highline」が451万9000円、「Golf Touran TSI R-Line」が435万9000円です。

オプション価格は、「Discover Proパッケージ（TSI Trendlineを除く全グレード）」が15万4000円。「アップグレードパッケージ（TSI Comfortline）」が26万4000円。電動パノラマスライディングルーフ（TSI/TDI Highline、TSI R-Line）が17万6000円。テクノロジーパッケージ（TSI/TDI Highline、TSI R-Line）が17万6000円。「DCCパッケージ（TSI R-Line）」が11万円。