■公式プレスリリースで発表、CEOも真面目にコメントするも大ウソ
VWは先日、電気自動車と燃焼動力モデルとの差別化するために、米VWを「Voltswagen」(ボルツワーゲン)に車名変更すると発表したばかりですが、実は毎年恒例エイプリルフールのジョークだったと判明しました。
海外車メーカーでは、毎年このようなジョークが多数発表されており、通常は判別がつきますが、今回は公式プレスリリースで発表すると同時に、CEOが「我々は、億万長者だけでなく、何百万人もの人々のためにEVを製造すると述べてきました。この名前の変更は、私たちの未来が電気自動車であるという確固たる信念に基づきます」と大真面目にコメント、これは現実と判断してしまった次第です。
また、CEOにとどまらず、ブランドマーケティングのKimberley Gardiner氏までもが、「EVが1つしかないメーカーにとって奇妙な決定のように思われるかもしれませんが、今後数ヶ月の間にブランドがEVへ大きく移行されます」と語るなど、かなり綿密に練られた組織ぐるみのジョークに騙されてしまいました。
ここまで状況を揃えるエイプリルフールも珍しく、日本メーカーが同レベルのジョークを行ったら大炎上は間違いなく、日本人には理解できない欧州人ジョークと言えそうです。