これからは「ドライブスルー・ツーリズム」!? スバルの調査で車内で楽しむ「新しい旅」が人気上昇中

■新旅行トレンド「ドライブスルー・ツーリズム」とは?

新型コロナウイルスの影響により、新しい生活様式が求められることで「ニューノーマル時代」と呼ばれている昨今。当然、外出や旅に対する意識にも様々な変化が出てきています。

スバルは、3月29日、ウィズコロナ時代の「おでかけ・旅行における新たな形やニーズを顕在化する」ことを目的に、20代〜60代の男女800名を対象に行った調査結果を発表。

その結果、約3人に1人が旅行時に「車での移動が増えた」と回答したことや、旅先でやってみたいことには、温泉やキャンプといった定番に加え、クルマから降りずに体験できる「ドライブスルー・ツーリズム」という新しい楽しみ方を考えている人も多いことが分かりました。

●家族とのおでかけや旅にクルマ利用が増加

今回の調査は、2020年2月に実施されたインターネットを使ったリサーチです。

まず、「コロナ禍においてあなたが利用する移動手段は?(複数回答可)」といった問いに対しては、93.9%が「自家用車」で最多となり、2位が「徒歩」の44.4%。電車やタクシー、バスなどと比較して多い結果となりました。

コロナ禍の国内旅行をスバルが調査
自家用車の利用が最多(SUBARU レヴォーグ調べ)

これにより、不特定多数の人が使用する公共交通機関と比べ、プライベートな空間を保つことができる「自家用車」の利用意向が増えていることが分かります。

また、「コロナ禍において家族とおでかけや旅行をする際、車での移動は増えましたか?」という問いに対しては、約3人に1人がコロナ前に比べて「車での移動が増えた」と回答。

その理由は「人との接触が少なく安全だから」と答えた人が81.5%と最も多く、感染対策を考慮した回答が見受けられる結果となっています。

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約3人に1人が、コロナ禍で家族との旅行などにはクルマでの移動が増えたと回答(SUBARU レヴォーグ調べ)

さらに、「コロナ対策がしっかりと行われていたら家族とおでかけや旅行をしたいと思いますか?」といった質問も実施。過半数を超える約8割(83.3%)が、感染対策がしっかりとされていれば、家族と旅行などを「したい」と答えています。

また、行き先を検討する際に考慮することについては、第1位「不特定多数が集まる場所ではない」(54.5%)、第2位「ソーシャルディスタンスが保たれる」(48.4%)、第3位「消毒などのコロナ対策が徹底されている」(47.3%)と、コロナ対策に重きをおいた回答が距離や予算などより上位を占める結果となっています。

●サファリパークや星空観察

加えて、今回の調査では、前述した、コロナ対策がしっかりと行われていたら家族とおでかけや旅行をしたいと思うと答えた666名に対し、「クルマを使ったおでかけや旅行でこれからしてみたいことは何ですか?」といった質問も行っています。

コロナ禍の国内旅行をスバルが調査
これからしてみたいことの例(SUBARU レヴォーグ調べ)

その結果は、「温泉地に行く」(106名)といった定番ものから、キャンプ/グランピング(63名)など最近人気のアウトドア系の回答が多い中で、ドライブスルー・ツーリズムに興味を持つ人も多かったといいます。

ドライブスルー・ツーリズムは、前述の通り、クルマから降りずに体験できるようなものを指し、具体的には以下のような回答があったそうです。

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車内から動物を見られるサファリパークも関心度が高い

・クルマに乗ってサファリパークを愉しむ(回答数:28)
・ドライブインシアター、車内で映画鑑賞(回答数:14)
・ドライブスルーのお店を巡って車の中でグルメ旅を愉しむ(回答数:11)
・海岸沿いをドライブしたい(回答数:11)
・ドライブで道の駅めぐり(回答数:8)
・車内から花火大会を見る(回答数:6)
・クルマの中で桜を見たい(回答数:6)
・クルマの中から星空観察(回答数:4)

いずれも、密を避け、車内で楽しむことができるものばかりですね。スバルでは、これら結果により「自然意向や行き先に縛られない自由な新しい形の旅の需要が高まっている」と言及しています。

●渋滞や事故が不安

ちなみに、調査では「クルマを使った旅行への不安」についても質問し、トップ3は「交通渋滞に遭うこと」「交通事故に巻き込まれること」「あおり運転を受けること」。疲労や眠気から事故を起こしそうになった経験がある人は、約4割近くいたといいます。

また、クルマを使ったおでかけや旅行をする際、クルマに求めることも質問。「安全性(衝突防止機能など)」と回答した人が74.1%と最も多く、ついで「運転の快適さ」「走行性能(加速・安定性)」が上位を占める結果となっています。

これら結果を受け、スバルでは、より安全で快適な旅ができるクルマとして新型ステーションワゴン「レヴォーグ」をおすすめしています。

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スバル・レヴォーグ

フルモデルチェンジしたレヴォーグで特に注目なのは、スバルが新開発した高度運転支援システム「アイサイトX」の搭載でしょう。高速道路などの渋滞時に、アクセルやブレーキ操作をしなくても前車との距離を保って自動で追従してくれるほか、50km/h以下であればハンズオフ(手放し)運転もできるため、ロングドライブなどでもドライバーの疲労を軽減してくれるのは間違いなしですからね。

ともあれ、ニューノーマル時代の国内旅行について、多くの人がクルマに注目していることは、今回の調査でも明かになりました。まだまだ続くコロナ禍で、感染リスクを避けつつ、安全に旅を楽しむにはクルマは最適な移動手段のひとつということですね。

(文:平塚 直樹 *写真はイメージです)

この記事の著者

平塚 直樹 近影

平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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