BMW 7シリーズ次期型、EVのトップモデルには600馬力「i7M60」

■次期型の全ラインアップを入手! エントリーにRWD、ほかすべて全輪駆動「xDrive」を採用

メルセデス・ベンツ「Sクラス」を追うべく、BMWは現在フラッグシップセダン「7シリーズ」、および新シリーズとなる電気「i7」ファミリーを同時開発しています。その両モデルの開発車両をカメラが捉えました。

BMW 7シリーズ_010
BMW 7シリーズ 次期型プロトタイプ

ミュンヘンのダウンタウンで捉えたナンバー「2707」のプロトタイプはトランクリッドスポイラーを装着しているほか、クワッドエキゾーストシステムをインストールしており、燃焼エンジンを搭載したハイエンドバリアントのようです。

BMW 7シリーズ_016
BMW 7シリーズ 次期型プロトタイプ

またバイエルの田舎道で捉えた「2487」のプレートを付けるプロトタイプは、エキゾーストパイプが見当たらず、フルEVとなる「i7」プロトタイプの可能性が高いようです。

両モデルとも、ヘッドライトやテールライトは暫定的なもので、市販型ではより洗練されたクラスタに置き換えられます。また、ライトの位置がかなり低いため、上下二分割されたスプリットデザインが噂されています。

リアエンドでは、LEDテールライトが大流行しているストリップライトになる思われます。

どちらの車両にもグリルにセンサーを搭載、噂によると次期型レンジトッパーでは、ロールスロイスに似た自動開閉ドアと、「高速道路アシスタント」と呼ばれるより高度な半自動運転システムを搭載する予定だといいます。

BMW 7シリーズ_001
BMW 7シリーズ 次期型プロトタイプ

独占入手した次期型ラインアップは、7シリーズでは「735d」「740i」「745e」、そして「M750e」。新シリーズのi7ファミリーは「i740i」「i750i」、そして頂点には最高出力650psとも噂される「i7M60」が設定されます。

i7M60では少なくとも2つの電気モーターを搭載、1回の充電による航続距離は400マイル(644km)を超えてくると思われます。またRWDのi735dとi740を除いてファミリーすべてのモデルは全輪駆動「xDrive」を搭載します。

新型7シリーズとi7はほぼ同時公開が期待されており、最速で2021年内、おそくとも2022年初めにはワールドプレミアが予想されています。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる