ほかにはない個性…牧野澪菜×XV【注目モデルでドライブデート!? Vol.68】

■特別なクロスオーバー

「変わっているよね、このクルマ」。

クルマに乗り込んだ“彼女”は、なんだか楽しそうだ。

牧野澪菜-スバルXV
「クルマ、来た?」

「タイヤの周り(フェンダーアーチ…のことか?)が黒くて、SUVみたいでしょ。でも、背はあまり高くない。こういうクルマってあまり見かけない気がする」。

牧野澪菜-スバルXV
「タイヤの周りが黒い」

そんな彼女のチェックは、いつもながら鋭いなと思う。スバルXVは、いわばクロスオーバーSUVだ。

クロスオーバーSUVとは、一般的なSUVと背の低い乗用車(ハッチバックやセダン……たまにハイトワゴンもある)の中間的な存在。SUVっぽいけどSUVらしすぎないキャラクターである。

牧野澪菜-スバルXV
スバルXVと

だけど、そんなクロスオーバーSUVのなかでも、XVはかなり特別だ。その理由は、専用ボディではないから。

5ドアハッチバックの「インプレッサスポーツ」と同じボディを使い、タイヤの大径化と車高アップ、そしてタイヤの周囲や車体下部への無塗装樹脂部品の装着でアクティブな雰囲気としているのだ。

こういうのは、国産車ではXV以外にはちょっと見当たらない(海外のステーションワゴンには時々あるけど)。いずれにしろ、個性的なクルマであることは間違いない。

牧野澪菜-スバルXV
「ドライブ行こ? お願い!」

■無難じゃない

「個性って大切じゃないかな。日本では『普通』っていう言葉で安心する人が多いけど、普通とか無難じゃつまらないよね。ファッションもそうだし、クルマだって。生き方だってそうでしょ?」

そんな彼女の言葉を聞いて、ハッとした。

ボクはなんとなく、普通を好むつまらない大人になろうとしていないだろうか。無難な人生を送ろうとしていないだろうか。

牧野澪菜-スバルXV
クロスオーバーなフォルム

「大丈夫じゃない。個性的なクルマを選ぶ余裕があるんだから」(彼女)

そうだった、普通のクルマじゃつまらないからXVにしたんだ。

「プラズマイエロー・パール」というこのボディカラーだって、ぜんぜん無難じゃないでしょ? 実は、クルマ選びだけじゃなくて色選びだって冒険しているんだよ。(つづく)

牧野澪菜-スバルXV
走りもイケそう

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:牧野 澪菜/ヘア&メイク:牧 詠子/写真:ダン・アオキ)

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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