■ハイブリッドなどで走りを追求した13代目クラウン
2月18日は、「エアメールの日」です。1911年のこの日、インドで初めて飛行機で郵便物が運ばれたことに由来します。アラハバードで開催された博覧会のアトラクションとして、6,000通のハガキが運ばれたそうです。
また、1930(昭和5)年には、米国ローウェル天文台のクライド・トンボーが「太陽系第9惑星の冥王星」を発見しました。しかし、2006年に惑星の定義が改められ、冥王星は準惑星に分類されました。子どもの頃、惑星を「水、金、地、火、木、土、天、海、冥」と覚えましたが、今は間違いなんですね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2008(平成20)年2月18日、トヨタから13代目となる「クラウン」が発売されました。
1955(昭和30)年に誕生した初代クラウン(当時は「トヨペットクラウン」)は、純国産設計初の高級乗用車で日本の国産化自動車の象徴的存在です。初代から現行の15代までの66年間、常に最新の技術を採用しながら進化を続け、今も変わらず高級車トップの座に君臨しています。
そのような長い歴史の中、2008年2月18日に13代目クラウンが登場しました。2003年に発売された先代(12代目)は「ゼロクラウン」と呼ばれ、それまで継続されてきた伝統を一新して歴代クラウンの中でも一、二を争う人気モデルでした。そのバトンを引き継いだ13代目クラウンは、外見上は大きな変更のないキープコンセプトでした。
しかし、目に見えない部分については熟成を続け、安全装備の「プリクラッシュセーフティ」には、ナビアシストブレーキや居眠り検知機能など最新機能をいち早く採用。さらに、ハイブリッドとスーパーチャージャー仕様も追加設定されました。高性能エンジンとモーターが生み出す圧倒的な性能は、スポーツカー並みと評価されたほどです。
クラウンが65年以上の間、最高級車として君臨しているのは、常に時代の要求と流れに合わせてその時々の最高の技術を採用し続けているからでしょう。13代目クラウンも、外見の目新しさはないものの、見えない部分については脈々と技術を熟成させて進化していました。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)