■「ラカミオネット」(小型トラック)や250GTブレッドバンを彷彿させるデザイン
イギリスを拠点とするコーチビルダー「Niels van Roij Design」(ニールズ・ヴァン・ロイ・デザイン)社は、フェラーリ『550マラネロ』をベースとするワンオフモデルを世界初公開しました。
世界に一台となるこのモデルは、1962年に登場した「250GT SWBブレッドバン」に敬意を払い製作された、レトロフレーバーなシューティングブレークとなっています。
エクステリアにはフロントフードにデュアルエアベントを装備、「ラカミオネット」(小型トラック)や、「ブレッドバン」と呼ばれた1960年代初頭のル・マンレーサーを彷彿させるデザインが見てとれるほか、6つのウェーバーキャブレターが透明プラスチックバブルカバーで保護されているのも特徴です。
サイドビューでは、角張ったボディシルエットやフロントフェンダー後部のエアアウトレット、ウィンドウ後部のルーバーなどがスポーティな印象を与えています。また、リアエンドにはアグレッシブなクワッドエキゾーストパイプが確認できるほか、プラスチックウィンドウを設置し軽量化されています。
車内では、レトロスタイルの文字盤、アルミ削り出しのレジスター、キルティングブラックレザーとアルカンターラを組み合わせた、カーボンファイバーシェルを備えるボディハグシートなど専用設計がなされています。
パワートレインは、5.5リットルV型12気筒エンジンをキャリオーバーし、最高出力479ps・最大トルク568Nmを発揮します。足回りにはオランダの老舗タイヤ「ブレデシュタイン」のタイヤに、20インチの大径アルミホイールが備わっています。
なお、価格や発売時期は未定となっています。
(APOLLO)