働くクルマに対応するオールシーズンタイヤ・DUNLOP「ALL SEASON MAXX VA1」が3月1日に発売

■雪上性能、ドライ性能、ウエット性能を支えるロングライフ性能が特徴

ここ数年、各タイヤメーカーからオールシーズンタイヤの導入が相次いでいます。サマータイヤとスタッドレスタイヤの履き替えが不要で、1年中装着できるのが魅力です。

降雪地域ではスタッドレスタイヤが不可欠である一方で、オールシーズンタイヤであれば、年に数度の降雪ためにスタッドレスタイヤに履き替える手間が省け、交換したタイヤ(サマータイヤもしくはスタッドレスタイヤ)の置き場に困らずにすみます。

ダンロップ ALL SEASON MAXX VA1
ダンロップの「ALL SEASON MAXX VA1」が発売

住友ゴム工業は、2021年1月25日、ドライ路面、ウエット路面に加えて、雪道でも走行可能なオールシーズンタイヤ「ALL SEASON MAXX」の第2弾として、商用車用のDUNLOP(ダンロップ)「ALL SEASON MAXX VA1」を3月1日から発売するとアナウンスしました。

発売サイズは、軽トラック、軽バン、ライトバン、ハイエースなどに対応する3サイズで、195/80R15 107/105N、155/80R14 88/86N、145/80R12 80/78Nとなっています。価格はオープン。

このタイヤは、国際基準で定められたシビアなスノー条件に適合するスノーフレークマークが刻印されていて、高速道路の冬用タイヤ規制でも走行できます。浅雪、雪の降り始め、シャーベット路面、5cm程度の積雪など、様々な路面に対応するとしています。

「ALL SEASON MAXX VA1」は、トレッドパターンの工夫により、雪柱せん断力に効果的なセンター部の溝が交わる「交差点」を配置することで、雪上性能を向上。センター部の溝に配置されたこの交差点が雪を掴み、雪柱せん断力を高めます。これにより、雪道で確かなグリップ力が発揮できるそう。

ダンロップ ALL SEASON MAXX VA1
ダンロップ「ALL SEASON MAXX VA1」のトレッド面

また、センター部分に幅広いブロックを配置することで、ドライ路面を正確に捉え、夏タイヤの「エナセーブ VAN01」と同等の操縦安定性を実現するそうです。ショルダー部の剛性を高めることで高い運動性能が確保され、商用車の特徴である、空荷時のみならず積載時でも夏タイヤ同様の操縦安定性を発揮。

さらに、排水性の高い太い主溝と夏タイヤ以上の深溝設計により、排水容量が確保され、濡れた路面でも雨に負けない安心感のあるブレーキングを実現。これにより、優れたウエットブレーキ性能も実現。

ダンロップ ダンロップ ALL SEASON MAXX VA1
ダンロップの「ALL SEASON MAXX VA1」

また、夏タイヤの「エナセーブ VAN01」以上のロングライフ(ライフ性能はスリップサインの露出まで)も達成。よりシビアなコスト管理が求められる働くクルマにおいて、雪上性能、ドライ性能、ウエット性能を支えるロングライフ性能が確保されています。先述したように、タイヤ交換サイクルでも、年に数回程度しか雪が降らない地域であれば「ALL SEASON MAXX VA1」に一本化することで、スタッドレスタイヤへの交換が不要になります。急な雪にも慌てない、長持ちオールシーズンタイヤとして、様々な天候下で働くクルマを足元から支えます。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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