■ウエット性能や高速域の操縦安定性、耐偏摩耗性能を向上
SUVブームを支えているのは、都市型SUVだけでなく、依然としてオフロード系SUVも根強い人気を誇っています。そんな中、住友ゴム工業は、オンロードの快適な走り、オフロードでの高い走破性を高次元で両立したオールラウンドSUV用タイヤDUNLOP(ダンロップ)の「GRANDTREK AT5(グラントレック)」を2021年3月1日から順次発売すると発表しました。
発売サイズは25サイズで、価格はオープンとなっています。「GRANDTREK AT5」は、SUVユーザーの多種多様な要求に応えて、オンロードでのウエット性能や高速域の操縦安定性と、オフロードでの高いトラクション性能を高次元で両立させたとしています。
耐偏摩耗性能を向上させることでロングライフも実現したそう。具体的には、摩耗しやすいショルダー部の剛性を高めた新パターンが採用され、接地圧を均一化した専用プロファイルとすることで、圧のかかりやすいショルダー部の摩耗エネルギーを低減。これにより、従来品である「GRANDTREK AT3」以上のロングライフを達成したとしています。
また、耐摩耗性能を損なわずにウエット性能を向上させた新コンパウンドが採用されています。従来品の「GRANDTREK AT3」にはなかったブロックがセンター部に配置され、均一な接地面を確保するとともに、曲線の溝が4本の主溝を横断する新パターンで排水効果を高め、ウエット性能をさらに向上。
加えてサイド部にブロックを配置することで耐カット性を向上させ、石噛みを防止するストーンイジェクターを配置することで、オン/オフロードを問わず、タフな路面でも強力なトラクションを発揮。これにより、長く走り続けることを可能にしたそう。オールテレーンタイヤらしい、強くてアグレッシブなトレッドとショルダーデザインの採用もトピックスです。
ショルダーデザインは、見た目だけでなくサイド部の耐久性も向上。サイドレターも「レイズドブラックレター」と「アウトラインホワイトレター」の2種展開となっていて、クルマの足元にワイルドさをプラスします。
(塚田 勝弘)