ホイール換えたらボルトも遊ぼう。足元を引き締めるサンダーボルトのチタン製ボルト!【東京オートサロン2021】

■Thunder Bolt Z4 M40i【サンダーボルトチタニウム】

サンダーボルトチタニウムZ4
Thunder Bolt Z4 M40i
サンダーボルトチタニウムZ4
Thunder Bolt Z4 M40i

ホイールの装着に欠かせないボルトとナット。ホイールの付属品のように思われるかもしれませんが、実はとても奥深いものなんです。

そのボルトとナットに徹底的にこだわったのが、福岡のチタニウム製ボルト専門店サンダーボルトチタニウム(※ブランド名は「サンダアボルト」)。今回はBMW Z4に自社製品を装着して駆けつけてくれました。

Thunder Bolt Z4 M40i
HREのFF10鍛造ホイールのセンターに取り付けられたチタン製ボルトとナット。

チタンの魅力は、軽くて強く、腐食しにくいこと。なかでもサンダアボルトが使用しているのは、航空機が用いている6AL-4Lチタニウム合金と呼ばれる最高クラスのもので、熱や振動にも強い特性を備えているそうです。

Thunder Bolt Z4 M40i
スタッドコンバージョンに使うボルトとナット。右のボルトをハブにねじ込んで使う。
Thunder Bolt スタッドコンバージョン
スタッドコンバージョンでハブにボルトを装着した例。

同社が輸入車オーナーにオススメしているのが、スタッドコンバージョンというモディファイ。

輸入車は一般的に車体側のハブにネジ穴があり、そこへボルトをねじ込んでホイールを固定します。ところがいざやってみると、タイヤの付いた重いホイールを持ち上げながらハブの穴に合わせる必要があり、プロでも嫌になるくらい面倒なんですね。

Thunder Bolt チタン製スタッドボルト
左がチタン製スタッドボルト、右がテーパー部分を独立式にしたタイプ。締め付けトルクがより高精度に管理できます。

そこで同社のチタン製品を使ってハブ側にあらかじめ棒状のボルトをねじ込んでしまい、国産車のようにホイールをナットで固定する仕様に変更しちゃいましょう!というわけ。

デモカーのZ4を見ると、ホイールの穴から覗くチタン製ボルト&ナットがすごい存在感。激安の腕時計から高級な機械時計に換えたような精度と高級感を醸し出しています。ボルトのネジ山が見えると、レーシングカーのセンターロックホイールみたいでスパルタンですし、ボルトの頭とナットがPVDと呼ばれる高度な手法でブルーにコーティングされている点もおしゃれです。

Thunder Bolt スタッドコンバージョン
ナットを5角形にしてセキュリティ性を高めた「ペンタゴン」

さらにサンダアボルトでは、東京オートサロン2021出展を記念して、専用工具でないと取り外せない5角形のホイールナットのスタッドコンバージョンキットを新たに発売、ラインナップをいっそう充実させました。

コンバージョンまでは行えないという方には、一般的なチタン製スタッドボルトも発売しているので要チェックですよ。ちなみに国産車向けには、M12×1.5サイズのスタッドボルトがあるそうです。

新しいホイールを奮発したいという方は、ぜひその「真ん中の穴」にもこだわってみてください。

●サンダーボルトチタニウム/Thunder Bolt Z4 M40i/ベース車両メーカー(BMW Z4)/装着パーツなど:サスペンション:KW バージョン3/ブレーキ:GLAD、ホイール:HRE FF10(フロント:9J ×20、リヤ;10.5J×20)、タイヤ:MICHELIN Pilot Sport 4(フロント:235/30R20、リヤ:275/30R20)

(文:角田 伸幸/写真:金子 信敏・角田 伸幸・サンダーボルト)

【関連リンク】

サンダーボルトチタニウム
http://thunderbolt-japan.com/

この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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