え?これってあのスーパーカーブランドじゃない?シーザーのハリアーは粗さの違う塗装を纏う【東京オートサロン2021】

■RAPTOR JAPAN/Albermo XH41/SAMURAI PICK W-CAB/ロンブーチャンネル 森本ジムニー【株式会社シーザー】

ラプターライナーは、硬さとしなやかさを兼ね備えたイギリス製のコーティング塗料です。防傷、防錆、防汚れなどに耐久性があり、塗る材質を選ばないので、クルマだけでなく船や建物にも使用可能です。

山口県にある株式会社シーザーは、このラプターの日本初の正規代理店となったショップです。今回シーザーは4台のカスタムカーを出展しました。

RAPTOR JAPAN RAV4 01
ラプラーライナーを施したRAV4のフロントスタイル。
RAPTOR JAPAN RAV4 02
ボディサイドにはラプラーの文字がプリントされている。

まずは、ボディすべてにラプターライナー塗装を施したトヨタRAV4です。

一見すると同じ塗装に見えますが、部位によって目の粗さを変える塗り分けを行っています。ピラーは細かい目、ボディは中くらい、そしてバンパーとフェンダーは粗めとなっています。

この塗装のメリットはキズが付きにくいのをはじめ、錆止めにも効果がありますし、見た目のマット感もカッコ良さを引き立てます。

RAPTOR JAPAN RAV4 03
部位によって目の粗さを変えている。
RAPTOR JAPAN RAV4 04
モンスターのマッドタイヤを装着してタフギア感を強調。

車高は2インチアップして、タイヤはモンスタータイヤにMLJのKMCホイールを組み合わせています。フロントバンパーは現在開発中なので、迫力を出すためにブルーバーのカンガルーバンパーを装着しました。

森本ジムニー01
ボディ全体にラプターライナーを塗装してある。

ジムニーはYouTubeのロンブーチャンネルの中で、ロンドンブーツ3号こと森本さんがカスタムした軽自動車でキャンプに行ったりする企画に登場しているクルマです。

森本ジムニー02
2インチ約5cmのリフトアップを施している。

こちらもラプターライナーで全塗装していて、部位によっていろいろと目を変えて塗り分けています。

ジムニーは2インチ、約5cmのリフトアップをしています。気になる方はYouTubeを見てくださいね。

Albermo XH41 02
Albermo XH41のフロントスタイル。
Albermo XH41 03
Albermo XH41のリアスタイル。

紫のクルマはAlbermo XH41という現行型ハリアーに、アルバーモというブランドのボディキットを装着してSSUVに仕立てています。フロントスポイラーは一体式。純正に追加するタイプにすると、クリアランスが減ってしまい擦りやすくなるので、一体式としたそうです。

Albermo XH41 05
リアスポイラーの追加でスポーティさを強化。

ハシェットラインという斧をイメージしたデザインが特徴で、ミリ波レーダーも使用できるようになっています。また、ABS製のフェンダープロテクターを装着し、9mmオーバーフェンダー化しています。タイヤハウスの隙間が減って見えるように1~1.5cm幅広く作り隙間を埋めています。

Albermo XH41 04
専用のリアバンパーに交換するとマフラーも装着可能。

リアはウィングタイプのスポイラーとアンダスポイラーを装着。純正のリアバンパーはボテッとしているので、シャープさを強調したデザインにしています。

このマフラーは形状的に、このリアバンパーでないと装着できません。ホイールはMLJのインペリアル22インチホイール。22インチのホイールが大きく感じないほど圧倒的な存在感を誇ります。

SAMURAI PICK W-CAB01
SAMURAI PICK W-CABのフロントスタイル。
SAMURAI PICK W-CAB02
SAMURAI PICK W-CABのリアスタイル。

そして最後がSAMURAI PICK W-CAB。ダイハツハイゼットデッキバンをベースとしたアウトドア仕様車です。カーキのボディで3インチのリフトアップ、エンブレムをスバルに変更する遊び心も感じます。

ホイールはMLJのエクストリームJのラジェットを装着。キャリアはハードカーゴのキャリア。これをラプターライナーで塗装しています。荷台もキズ、錆び防止を考えてラプターライナーで塗装しています。

SAMURAI PICK W-CAB03
ハードカーゴのキャリアを装着し積載能力を向上。
SAMURAI PICK W-CAB04
荷台にはラプターライナーを塗装し、キズや錆に強くしている。

そのほかは作業灯をはじめバスケット、サイドウォールのテントを装着してキャンプ仕様としました。そして塩ビ管にラプターライナーを施工して釣り竿入れとしています。まさに今流行っているソロキャンプにピッタリの一台に仕上がっています。

(文・写真:萩原 文博)

●RAPTOR JAPAN
ベース車両:トヨタ・RAV4
装着バーツなど:2インチリフトアップキット
ホイール:MLJ KM542 IMPACT 17×8.0j
タイヤ:MONSTA TYRES  MUD WARRIOR前後共265/65R17

●Albermo XH41
ベース車両:トヨタ・ハリアー
装着パーツなど:Albermo XH41 Body Kitsエアロ/Albermo XH41 Center Muffler/ESPELIR Super DOWNSUS
ホイール:HYPERION CVZ 22 X 9.0J +38
タイヤ:NITTO INVO 前後共265/35R22

●サムライピック Wキャブ
ベース車両:ダイハツ・ハイゼットデッキバン
ホイール:MLJ XトリームJ RUGGED 14x5j前後共(タイヤサイズ 165R14)

●ロンブーチャンネル 森本ジムニー
ベース車両:スズキ・JB23型ジムニー
ホイール:MLJ XトリームJ RUGGED 14x5j前後共(タイヤサイズ 165R14)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
続きを見る
閉じる