新規導入したCT5/XT4の価格設定はキャデラックの日本市場への本気の表れ【新車発表・キャデラックCT5/XT4】

●7月導入予定のフラッグシップSUV、エスカレードは1490万円から

エスカレードの外観01
エスカレードのフロントマスク。

そして、2021年7月に日本導入予定となっているフラッグシップSUV、キャデラックエスカレードも公開されました。新型エスカレードのボディサイズは全長5382mm×全幅2060mm×全高1948mmで、ロールスロイス カリナンを上回るボディサイズとなり圧倒的な存在感を誇ります。

エスカレードの外観02
エスカレードのフロントスタイル。
エスカレードの外観03
エスカレードのサイドビュー。全長は5382mm。
エスカレードの外観04
エスカレードのリアスタイル。


エスカレードの内装01
6.2L V型8気筒OHVエンジンは最高出力426psを発生。

搭載する6.2L V型8気筒OHVエンジンは最高出力426ps、最大トルク623Nmを発生します。組み合わされるミッションは10速ATで、駆動方式はセレクタブル4WDを採用しています。

エスカレードの外観05
22インチの大径アルミホイールを装着。
エスカレードの内装06
エスカレードのラゲージスペース。
エスカレードの内装02
液晶パネルを採用し先進性が光るエスカレードのインパネ。

インテリアではインパネが2枚の液晶パネルとなり、先進性を強調しています。広大な室内空間には7人乗りの3列シートがレイアウトされ、まさにVIPの乗るクルマに相応しい風格を放ちます。車両本体価格はプラチナムが1490万円、スポーツが1520万円となっています。

エスカレードの内装03
エスカレードのフロントシート。
エスカレードの内装04
エスカレードのセカンドシート。
エスカレードの内装05
エスカレードのサードシート。


既存モデルのキャデラックXT5はボディカラーに新色を3色追加したほか、ホイールデザインを変更しました。そして、キャデラックXT6はボディカラーの変更と安全装備にヒルホールド&スタートアシストを追加し、商品力を向上しています。

レクサスGSが絶版となり、空白となっていたEセグメントにCT5、人気が一向に衰えないコンパクトSUVにXT4。さらにラグジュアリーSUVにはエスカレードを導入し、マーケットシェアの増加を狙っています。中でもCT5の戦略的な価格は「これまでのアメリカ車は高い!」という常識を覆しそうです。

(文・写真:萩原 文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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