新規導入したCT5/XT4の価格設定はキャデラックの日本市場への本気の表れ【新車発表・キャデラックCT5/XT4】

■ラグジュアリーセダンのキャデラックCT5は560万円から

2021年1月14日、ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社は、プレミアムブランドのキャデラック既存車種の一部改良に加え、ニューモデルを2車種を追加し車種ラインナップを拡充させました。

CT5の外観02
CT5のフロントスタイル
CT5の外観04
CT5のリアスタイル

今回新規導入されたモデルは、ラグジュアリーセダンのCT5とコンパクトSUVのXT4。そして7月に導入予定のフルサイズSUV、エスカレードもお披露目されました。

ラグジュアリーセダンのCT5は卓越したデザイン、パフォーマンス、快適性を最新テクノロジーによって融合し、細部に至るまで精緻に設計・開発されたFRセダンです。プラットフォームには、様々な賞を受賞している「アルファアーキテクチャー」を採用。卓越したパフォーマンスと軽量化、高剛性の実現に大きく寄与しています。

CT5の外観04
CT5のリアスタイル。
CT5の外観05
2435/45R18サイズのタイヤを装着している。

CT5の外観デザインはコンセプトモデルのエスカーラにインスパイアを受けており、エッジの効いたキャデラックのシグネチャースタイルがより彫刻的で流麗に進化しています。

また、新しいファストバックスタイルは CT5のパワー、性能を強くアピール。ロングホイールベースと引き伸ばされたサイドガラスが、低く伸びやかなスタイリングを強調しています。

CT5の内装02
CT5のインパネ。

CT5のインテリアは品質や細部へのこだわり、厳選した素材、完璧なクラフトマンシップを重視。

同時に直感的でシンプルな操作性の各種テクノロジーを装備し、視認性に優れた高解像度10インチタッチスクリーンやロータリーコントローラー、スクロール、ハードボタンを組み合わせた直感的なインター フェースはスマートフォンのようにスムーズに操作できます。前・後席レッグルームの広さはセグメントでトップクラスとなっています。

CT5の内装01
最高出力240psを発生する2L直列4気筒ターボエンジン。

搭載されている新設計の2L直列4気筒ターボエンジンは最高出力240ps、最大トルク350Nmを発生。リッター当たり100馬力を超えるパワーと高効率を兼ね備えています。

低回転域でターボラグを抑え、NAエンジンに匹敵するスロットルレスポンスを提供するツインスクロールターボや、低負荷時に2気筒を休止し燃費効率とパフォーマンスを最大化する気筒休止システムを採用しています。

CT5の内装03
CT5のフロントシート。

組み合わされるトランスミッションは10速ATで、駆動方式はプラチナムがFR、スポーツはAWDとグレードによって異なります。

運転支援システムは、キャデラックの先進セーフティデバイスがより安全なドライブをアシスト。エマージェンシーブレーキシステム(フロントオートマチックブレーキ/フロント歩行者対応ブレーキ)や、前方車両をモニターし、加速・減速・完全停止までを自動で行うアダプティブクルーズコントロール、さらにサイドブラインドゾーンアラート、リア歩行者検知など20以上の最新安全装備を搭載。セグメントで最も充実した安全装備を標準装備しています。

CT5の内装04
CT5のリアシート。
CT5の内装05
CT5のトランクスペース。

キャデラックCT5の車両本体価格はプラチナムが560万円、スポーツは620万円となっています。ボディサイズはBMW5シリーズやメルセデス・ベンツEクラスと同じですが、価格は3シリーズやCクラスと同等という戦略的な価格となっています。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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