■リアレッグルームが改善、後部座席の乗客にいくつかの特別なアメニティを提供
アウディが販売する、フラッグシップ5ドア「A7スポーツバック」のセダンバージョン開発車両を初スクープ、初設定が確実となりました。
初代A7は、2009年のデトロイトモーターショーに「スポーツバックコンセプト」として登場。翌2010年から発売されているフラッグシップサルーンであり、第2世代となる現行型は2018年から発売されています。
ボディスタイルは初代からクーペルーフの5ドアハッチバックのみで、セダンは初設定となります。
捉えたプロトタイプは、ヘッドライトやバンパーなどのフロントエンド、LEDテールライトなどリアエンドもガードされており、専用のデザインが与えられる可能性がありそうです。
注目は、Aピラー以降の変化です。拡張されたホイールベース、より長いリアドアが見てとれるほか、ルーフはテールエンドまで伸びず、トランクルームを持つセダンボディが確認でき、スポーツバックから大幅に変更されていることがわかります。
市販型では、2015年に導入された「MLB Evo」プラットフォームに乗り、長いホイールベースを持つセダンの需要が高い中国市場を睨んで開発されたモデルとなりそうです。
パワートレインは、最高出力190psから240ps、最大トルク320Nmから370Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンをラインアップしますが、遅れてハイブリッドが設定される可能性もあります。駆動方式は前輪駆動で、7速Sトロニックトランスミッションに接続されます。
またインテリアでも劇的な変化が見られそうです。ロングホイールベースのおかげでリアレッグルームが改善。後部座席の乗客にいくつかの特別なアメニティを提供すると思われます。
A7Lのデビューは2021年前半で、上海の新工場「SAIC-VW」にて、年間6,000台を目指すといいます。
(APOLLO)