■日産自動車の前身が創業
今日12月26日は、プロ野球誕生の日、ジャイアンツの日、ボクシングの日です。
1934年のこの日、米国の野球チームと対戦するため、初めてプロ野球チームの「大日本東京野球倶楽部(読売巨人の前身)」が設立されました。
またクリスマスの翌日の今日は、日本では馴染みがありませんが、「ボクシングデー」です。ボクシングデーといっても拳闘のボクシングではなく、クリスマスプレゼントの箱(ボックス)を開ける日です。クリスマスの翌日にプレゼントの入った箱を持って教会に出かけた英国の伝統を受け継いだもので、教会が貧しい人たちに寄付を募ったプレゼントの箱を開ける日です。この日は、クリスマスカードやプレゼントを届けたくれた郵便配達人や使用人にプレゼントをする習慣があるそうです。日本でやっている人いるのかな?
自動車関係で注目されるのは、1933年12月26日に日産の前身である「自動車製造株式会社」が設立されたことです。
日産の始まりは、1911年に国産乗用車の生産を目指した橋本増治郎が設立した「快進社自働車工場」まで遡ります。その後、紆余曲折があり、「ダット自動車商会(1925年設立)」と「実用自動車製造(1919年設立)」が合併して戸畑鋳物の傘下に入り、同社が1933年12月26日に「自動車製造株式会社」を設立したのが、日産自動車の前身です。その名称を翌年の1934年に変更する形で誕生したのが、日産自動車株式会社です。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2011年12月26日は、プリウスのハイブリッド技術を投入したコンパクトハイブリッドカー「アクア」が発売された日です。
プリウスよりも、コンパクトで安価なHEVが欲しいという要望に応えるかたちで登場したアクア。
ハイブリッドシステムは、すでに完成の域にあったTHS II(トヨタハイブリッドシステム)を採用。1.5Lガソリンエンジンとモーターを組み合わせて、燃費はJC08モードで35.4km/L(10-15モード燃費で40.0km/L)と、当時の最高レベルを達成しました。さらに、車両価格は170万円を切る低価格に設定して、HEVの大衆化に成功して大ヒット、現在もヒットを続けています。
トヨタは、プリウスやアクアのHEV専用車だけでなく、ほぼすべてのモデルにHEVシステムを展開し、HEVが標準パワートレインになりました。ただし、欧州からはHEVをガラパゴス技術と揶揄する声もあり、今後EVに対するメリットをアピールすることができるかが、運命の分かれ道になりそうです。
毎日がなにかの記念日。それではまた次回!
(Mr.ソラン)