■世界初の有人月周回宇宙船「アポロ8号」打ち上げ
今日12月21日は冬至です。
当たり前ですが、冬至は1年で夜が最も長く昼が短い日であり、言い換えると太陽の力が最も弱まる日です。ここで大切なことは、冬至を境に再び太陽の力を受けて、力が蘇ってくるということです。日本中が重苦しい雰囲気に包まれていますが、今日から太陽の力を感じながら前向きな気持ちでコロナに立ち向かいましょう。
さて歴史的な出来事としては、1968年12月21日に「アポロ8号」が有人で月の周回に成功しました。
これが、翌年1969年の「アポロ11号」による月面着陸という歴史的快挙へとつながったのです。そして50年が過ぎた今年7月16日には、米国の民間企業スペースXの「クルードドラゴン」に野口宇宙飛行士が乗り込んで宇宙ステーションに向かって旅立ち、また日本では12月6日小惑星「リュウグウ」の砂のサンプル採取に成功した小惑星探査機「はやぶさ2」が帰還しました。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2012年12月21日、スバルから「プレオプラス」が発売されました。
スバルは、2008年に軽自動車事業から撤退しているので、これはダイハツの「ミライース」のOEMモデルです。低燃費・低価格のミライースは、ダイハツが第三のエコカーと銘打って、その後始まった軽の熾烈な燃費競争の火付け役となったクルマです。
現在軽の自社開発を止めているスバルですが、60年以上前の1958年に「スバル360」という日本のモータリゼーションの一役を担った軽自動車を発売していたこと、ご存知ですよね。可愛いシルエットから「てんとう虫」と呼ばれた高性能で低価格なスバル360は、爆発的な人気を博しました。当時一般庶民の手に届かなかった自動車を一般家庭にも普及させた、自動車黎明期の名車として必ず名前が挙がるクルマです。
その後も、乗用車系では「R2」「レックス」「R1」、軽商用車の「サンバー」など人気の軽を発売しました。しかし、スズキとダイハツの躍進の前にスバルは、登録車の開発に専念するため2008年軽自動車事業からの撤退したのでした。
スバルの技術に対する強いこだわりが、安価であることが大きな要素となる軽自動車マーケットには受け入れられなかったのでしょうか。
最後に僭越ですが、我らがclicccarも、10年前の今日、スタートを切りました。2010年の12月10日12時56分、編集長の小林和久がこう書き出しています。
「ただのニュースじゃつまらない!という人のための自動車ブログメディア「clicccar」(クリッカー)が2010年12月21日にスタートしました。
自動車がつまらなくなったように言われることがありますが、そんなことはありません。
移動の喜びもメカニズムへの興味も、昔も今も最先端はオモシロいものなのです。
その楽しさはボーダレス、つまりジャンルを超えて伝わるものだと信じております。
そういえばなんか最近クルマでオモシロイ話題ないの?と思ったときに開いてしまう、
そんなサイトを目指してがんばって参りますので、なにとぞよろしくお願いいたします。」
この言葉は現在も、clicccarのポリシーとして健在です。今日から11年目に踏み出すclicccarを、皆様、どうぞよろしくお願いいたします!
毎日がなにかの記念日。それではまた次回!
(Mr.ソラン)