新型スバルBRZが一足先にフルモデルチェンジしたGT300マシンでテスト走行開始。量産車の日本デビューも近い?

■北米仕様は2.4Lエンジンを搭載して、2021年秋に発売を宣言。GT300マシンの登場に日本での販売開始に期待高まる

SUPER GT300 BRZ 2021Proto
SUBARU/STIは2021年もSUPER GT300に参戦する

SUBARU BRZが北米でフルモデルチェンジを発表、新型の姿も公開していますが、今度は2021年 SUPER GTに参戦するマシンの情報が届きました。従来同様GT300クラスに参戦するというBRZの外観は、フルカーボンのワイドボディとなっていますが、ヘッドライトやテールレンズの意匠から北米で発表された新型モデルをベースとしていることは明らかです。

現時点では、プロトタイプによるテスト走行を開始したという情報のみで、マシンの詳細やチーム体制などは未公表となっています。しかし、カーボンドアに”All New /2021- a Prototype Racing Machine.”と書かれていることから、これが2021年シーズンの参戦マシンであることは間違いありません。

いまだ新型BRZの日本発売時期については公式なアナウンスはありませんが、2021年シーズンに走るということは、プロモーションのタイミング的にシーズン中、もしくはシーズン前にフルモデルチェンジが正式発表されると考えられます。

SUPER GT300 BRZ 2021Proto
ボディはフルカーボン、GT300らしく空力を考慮したワイドボディになっている

新型BRZ(市販車)については、北米で先行公開されましたが、日本の群馬製作所で生産されることはSUBARU USAが発表したリリースからも明らかで、すでに生産試作といえる段階のモデルが走行している様子も北米では公開されていることから、2021年秋という北米での販売時期よりも、日本デビューは早まるのでは?という予想もありました。

今回、SUPER GT300マシンの姿が公開されたということは、主に日本をターゲットにしたブランディングを続けるという意味です。すなわち、日本での正式発売は北米より早くなるということも考えられるわけです。

SUPER GT300 BRZ 2021Proto
もちろんテールレンズも新型BRZを使う。意外に見慣れるのは早そうだ

また、GT300マシンとして気になるのはパワートレーンについてでしょう。これまでBRZはデビューから一貫してEJ20型水平対向4気筒エンジンを使ってきました。ご存知のようにEJ20型はWRCでも活躍した名機ですが、いかんせん基本設計は古く、ポテンシャルの限界ギリギリまで使っているという指摘もあるところ。

そろそろ新エンジンの投入が求められる時期だけに、ベース車両のフルモデルチェンジに合わせて、GT300マシンのほうも大きな変更があってもおかしくありませんし、パフォーマンスアップのための新エンジン投入はファンも期待しているところではないでしょうか。

(山本 晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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