■完成度の高いCGを入手!「FT-1コンセプト」と類似点も
トヨタの名車「2000GT」を21世紀のスポーツクーペとして再定義する予想CGを入手しました。画像を提供してくれたのは、デザイナーのNirmit Soni氏です。
トヨタ2000GTは、ヤマハ発動機と共同開発され、1967年に発売されました。そのスペックは、最高出力150psを発揮する「MF10型」2リットル直列6気筒エンジンを搭載、「007」のボンドカーに抜擢されたことも後押しして無敵のスポーツカーと言われました。
また、当時の発売価格238万円は、大卒者の平均初任給2万6000円の約100倍で、現在に換算すると約2000万円以上とも伝えられています。
届いたCGのエクステリアは、傾斜したルーフライン、キックアップするショルダーラインなど、スープラのスタディモデル「FT-1コンセプト」といくつかの類似点を見ることができるとともに、アグレッシブなフロントマスクに仕上げられています。
また、デジタルミラー、ポップアップドアハンドル、カーボンファイバーホイール、アクティブリアスポイラーなど最新のテクノロジーも採用しており、非常に完成度の高い予想CGとなっています。
制作したNirmit Soni氏によると、「軽さ、テクノロジー、そして現代性の本質を捉えるために、そのデザインを現代的に再解釈。オリジナルに敬意を表した」と語っています。
2020年7月には、GRレーシングが「GRヘリテージパーツプロジェクト」として、2000GTの補給部品を復刻し、世界で販売することを発表しています。そのお陰で、顧客は今後も安心してドライブすることが約束されていますが、その後継モデルの姿も是非見たいものです。
(APOLLO)