ちょっと異端なクロスター。大城もも子×フィット【注目モデルでドライブデート!? Vol.50】

■フィットに見えない?

フィット
SUV風味のフィット=クロスター!?

「あれ? フィットってこういうクルマだっけ?」

彼女の実家は歴代フィットを乗り継いでいるのだとか。そんな彼女が、ボクの新しい愛車となった新型フィットを見て、そう思うのも無理はないかもしれない。

なぜなら、ボクが選んだのは普通のフィットじゃなくて「クロスター」という仕様だから。

クロスターは、見た目からして普通のフィットとはちょっと違う。大きめのタイヤを履き、車高を25mm(4WDは5mm)上げ、タイヤの周りやボディ下部には塗装せずに黒いままの樹脂部品を装着。ルーフレールだって付いている(ない仕様もあるけど)。

大城もも子
今回の“彼女”です

「なんかSUVみたいだよね」

そんな彼女の見立ては、まさに。このフィット・クロスターは、ひとことでいえば「クロスオーバーSUV」。フィットに新しく加わったファミリーの一員で、今までのフィットとは違うキャラクターだ。

ボクは「普通のフィットじゃない」ことが気に入って選んだのだから、「なんだかフィットに見えない」という彼女の印象も狙い通りだ。

●スカートでも大丈夫

フィット
インパネまわりもスッキリ

「ウチにあるフィットよりも乗りやすいような。気のせい?」

乗り込むなり、彼女がそう疑問を投げかけてきた。

そうそう。実は、ぜんぜん気のせいなんかじゃない。

このクロスターは、車高が上がった分だけ着座位置も高くなり、そのおかげで乗り降りの姿勢が楽になっていたりする。普通のフィットとわずか25mmの違いだけど、着座位置の25mmって実際に乗り降りしてみるとけっこう違う。

大城もも子
「SUVっぽいかも?」

「スカート姿が多いから、少しでも楽に乗り降りできるようにと……」とも思ってこのクロスターを選んだことは、彼女には内緒にしておこう。

いずれにせよ、クロスターのいいところは見た目だけじゃないのだ。(つづく)

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:大城 もも子/ヘア&メイク:東 なつみ/写真:ダン・アオキ)

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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