■ボンネットにはデュアルエアスクープ、リアには大型スワンネックウイングを装備
ポルシェ・911のハードコアモデルとなる「911 GT3」次期型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
これまで多くのプラスチックパネルで偽装されていたプロトタイプですが、ニュルブルクリンク付近で捉えたテスト車両は、最後に残ったリアバンパーのカバーを取り外し、残るはLEDストリップ中央のカモフラージュのみとなりました。
ほぼ最終デザインが露出したプロトタイプのフロントエンドには、最新のXダイナミック・ヘッドライトを装備、コーナーに垂直のエアインテーク、大型ラジエター、ボンネットにはフロントアクスルにダウンフォースを生むデュアルエアスクープも確認できます。
足回りには5対のスポークと中央にラグを備えた大型ホイールを装備、クロスドリルや巨大ブレーキキャリパーも見てとれます。
リアエンドには、市販型とみられるスワンネックウイング、リアリップの先端には空気の流れを向上させる小さなスポイラー、バンパーコーナーにはエアアウトレットのほか、センター出しデュアルエキゾーストパイプやアグレッシブなデュフューザーが装着されています。
パワートレインは、前世代のGT3に採用されていた4.0リットル水平対向6気筒自然吸気エンジンのアップグレードバージョンを搭載。最高出力は520psではなく、550psを発揮するとも噂されています。トランスミッションは、8速DCTの他にに6速MTも採用されると思われます。
911 GT3新型のデビューは2020年末と予想されますが、前倒しでデジタルワールドプレミアされる可能性もありそうです。
(APOLLO)