日産が新型「ナバラ」を発表。最新の先進安全装備とタフなボディとデザインを装備

■タフさをさらに強調するスタイルパッケージ「PRO-4X」を新設定

2020年11月5日、日産自動車は新型「ナバラ」を発表しました。同モデルは世界中で支持されているピックアップトラックで、メキシコと南米では日産フロンティアの車名で販売されています。

日産ナバラ
日産のピックアップトラックである新型ナバラを発表

新型ナバラは、オンロード、オフロードを問わない高い走行性能に加えて、最新の安全装備などが盛り込まれ、衝突被害軽減ブレーキの「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」をはじめ、2台前を走る車両も検知可能で、前方の危険に対して注意を促す「インテリジェントFCW」を搭載。高速道路などでの玉突き事故などを防ぐ役割を担います。

さらに、自車周囲を俯瞰映像などで確認できる「インテリジェント アラウンドモニター」も搭載されるだけでなく、4輪駆動モード時に低速走行した場合に、周囲の障害物を確認できるオフロードモニターの新搭載もトピックス。

日産ナバラ
新型ナバラのインパネ

また、リヤアクスルの強化や荷台スペースの拡大により、積載可能重量が増えたことで積載性を向上。リヤバンパーにステップが新たに設けられたことで、荷台への乗降性を向上。ほかにも、新開発のステアリングラックを採用することで、低速域を含む様々な速度域での操縦性を向上させたそう。

さらに、フレームとボディの接合部の剛性を向上させ、サスペンションの設定を変更することで、キャビンの振動を大幅に低減。これらにより、静粛性も向上し、静かで快適な乗り心地が得られたそう。

日産ナバラ
スタイルパッケージ「PRO-4X」を新たに設定

ボディとエクステリアは、世界の多様な悪路などの過酷な環境下での使用を想定して設計されています。無骨で大胆かつスタイリッシュな外観になり、堅牢さを表すインターロッキングデザインのフロントグリル、力強い印象を与えるC字型のヘッドランプデザインにより、押し出し感のある仕立てになっています。

日産ナバラ
新型ナバラのキャビン

ほかにも、新たにスタイルパッケージ「PRO-4X」が設定され、冒険家やタフな長旅などをターゲットとした同パッケージは、黒にペイントされたエンブレム、オレンジをアクセントとしたフロントバンパー、ブラックグリル、ドアハンドル、ルーフラック、ランニングボード、17インチブラックホイールとオールテレーンタイヤが用意され、よりアグレッシブなエクステリアに変身します。

新型ナバラは2020年12月にタイで販売を開始し、そのほかのマーケットでも順次販売する予定としています。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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