■「iNext」市販型、高密度で軽量の80kWhバッテリーパック搭載で最大610hp
BMWが開発中のEVクロスオーバーSUV、「iNext」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
開発車両に極限まで迫った画像には、従来の「エンジェルアイ」デイタイムランニングライトが、ヘッドライト上部の眉毛のようなものに置き換えられているように見えます。
大型のクローズドグリルは、車両の「目」として機能、レベル3の半自動運転テクノロジー用のセンサーを収容しています。またその下には深くワイドなリップスポイラーが見てとれます。
後部では、「i3」を彷彿とさせるCピラー、広い開口部を確認、テールライトはテールゲートに完全に収納されており、バンパー下にはディフューザーが確認できますが、排気口はもちろんありません。
キャビン内では、往来のギアスティックが削除され、小さなスイッチによるシフト操作となります。
上部と下部がフラットな多角形ハンドル「ポリゴナル・2スポーク・ステアリングホイール」、直感的なタッチコントロールを可能にする巨大で湾曲したディスプレイなど、次世代を感じさせるコックピットを実現します。
パワートレインの詳細も見えてきました。市販型では第5世代の「eDrive」システムを搭載。高密度で軽量の80kWhバッテリーパックが搭載され、エントリーモデルは230kWの電気モーターにより最高出力308hpを発揮、ミッドレンジでは390kW電気モーターにより最高出力522hp、トップレンジは、455kWの電気モーターにより最高出力610hpに達するといいます。
デビューは2020年内で、気になる市販型の車名は、「iX5」が有力とされていますが、最新情報では「i20」や「iX」などの車名が取り沙汰されています。
(APOLLO)