■X7のクーペ版ではない、X2に似たルーフラインで発売か?
BMWが開発していると噂されていた、新型クロスオーバーSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)「X8」市販型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
X8は、同社SAVラインアップの最高級モデル「X7」の上に位置するBMW史上最も豪華なモデルとなります。驚くほど長いルーフをそなえるプロトタイプは、カモフラージュとクラッディングにより詳細は完全に隠されています。
しかし、「X7」と明らかに異なるボンネットフードを装備、ヘッドライトは下に装着されているほか、後部フレアフェンダーは、VW「アトラスクロススポーツ」風なこともわかります。
さらに、サイドに回り込む水平基調のテールライトも見てとれます。そして最大の驚きは、ルーフが傾斜していないことです。
BMWのXシリーズでは、偶数(X2、X4、X6)にクーペSUVスタイルが与えられていることから、X8はX7のクーペバージョンになると予想されていましたが、市販型では、どちらか言うと比較的傾斜がゆるいX2に似たソフトクーペとして発売される可能性がありそうです。
パワートレインは、ガソリン、ハイブリッド、そしてプラグインハイブリッドの3つのバリエーションが提供されると予想されています。
「X8 M45e」と名付けられるであろうMパフォーマンスSUVは、最高出力394ps・最大トルク600Nmを発揮する「745e」と同様のプラグインハイブリッドドライブトレインを採用する可能性が高いとみられます。頂点には、最高出力750ps以上と噂される「X8M」の設定も濃厚といえそうです。
X8のワールドプレミアは、2021年後半と予想されています。
(APOLLO)