新・旧レヴォーグを清水和夫が乗り比べ。「新型最大のライバルは旧型!」【SYE_X】

■レガシィから脈々と受け継がれるスバル魂がここに!

●10年乗り続けるとクルマとの良関係が築ける

清水和夫さん
新型と旧型(現行)レヴォーグを乗り比べてみた!

特設テストコースに続き、サーキットでも新型レヴォーグの徹底テストを決行している、国際モータージャーナリスト・清水和夫さん。今回は、新型レヴォーグGT-Hと、旧型(現行ですね!)を乗り比べてみました。

さて、新・旧レヴォーグを乗り比べた清水和夫はなんと言った!?

●旧(現行)レヴォーグオーナーに清水アニキからアドバイス「10年乗って!」

「初代レヴォーグもね、エンジン音や細かい振動はあるけど、全然イケちゃう!」(清水)

とはいえ「スピードを出すと新旧の差は出てくる。サーキットでのコーナリングは新・旧でまったく違うね」(清水)。

現行型レヴォーグ
まずは現行型を試乗。「新型がいいのは当たり前だけど、現行型オーナーには10年続けて乗って欲しいと思うよ。それくらいコッチも素晴らしい!(清水)

「新型はスーッとロールも自然。旧型は振動やヨーのでかた、リヤの安定感も違う」とのこと。

すべてのインプレッションは動画を見ていただくとして、清水語録をここでご紹介!

レガシィからレヴォーグへ
レガシィから脈々と受け継がれるスバル魂がここに!

「レガシィから数えると現行型は6代目、新型レヴォーグは言ってみれば7代目レガシィになります。昭和から平成に切り替わったときに初代レガシィが生まれ、今回のレヴォーグは平成から令和に切り替わったときに生まれました。

時代の大きな変わり目の中にスバルがレガシィとして価値を築き上げ、後世に伝える、そんな気がしましたね。

新型レヴォーグの最大のライバルは旧型。新しいプラットフォームでかなり進化しているけど、もともとスバルはレベルが高いから! それにスバルは何に乗ってもスバル! 他メーカーの常識とはちょっと違うんだよね。

新型レヴォーグ試乗
音や振動、リヤの操縦安定性は当然、新型の勝ち。

旧型オーナーに『アニキ』としてアドバイスするなら『10年は乗れよ!』と言いたいね。ハンドルに手垢がつくくらい乗らないと本当の愛情、クルマとの関係はできない、そのくらい大事に乗って欲しい。新型はもちろん素晴らしいけど、旧型は旧型で良かったと思いました~!」(清水)

三角窓
Aピラーの三角窓、コレが自転車や歩行者巻き込みに関しての視界性能がいいんだよ!(清水)

●『3代続けてスバリスト』、プロダクトゼネラルマネージャー・五島 賢さんに聞くレヴォーグにかける想い

スバル・五島賢さん
スバル・商品企画本部 プロダクトゼネラルマネージャー・五島賢さんにインタビュー。

清水和夫さんのお父様は戦後『富士重工業』の就職面接を受けていたそうな。実際には他社へ勤務されたそうですが、清水さんは『なんとなく?2代続くスバリスト』。

かたや今回、清水さんがインタビューをしたスバル・商品企画本部 プロダクトゼネラルマネージャー・五島賢さんはマジもんの『祖父の代から3代続くスバリスト』なのだそうです。

そんな生粋のスバリストおふたりによるレヴォーグへの想いを、動画でジックリとお聞きください!

(試乗:清水 和夫/動画:StartYourEnginesX)/アシスト:永光 やすの

新型レヴォーグ諸元表
新型レヴォーグ諸元表

■SPECIFICATIONS
車名:スバル レヴォーグ GT/GT EX/GT-H/GT-H EX/STI Sport/STI Sport EX(EXグレード=アイサイトX/他グレード=アイサイト)
全長×全幅×全高mm:4755×1795×1500
ホイールベース mm:2670
トレッド F/R mm:1550/1545
車両重量 kg:1550 (GT/GT EX)/1570(GT-H/GT-H EX)/1580(STI Sport/STI Sport EX)
エンジン:CB18 水平対向4気筒 1.8L DOHC 16バルブ デュアルAVCS直噴ターボ”DIT”
排気量 cc:1795
最高出力kW(PS)/rpm:130(177)/5200~5600
最大トルクNm(kgf・m)/rpm:300(30.6)/1600~3600
トランスミッション:リニアトロニック(マニュアルモード付)
駆動方式:AWD(電子制御AWD)
サスペンション F/R:ストラット式独立懸架/ダブルウィッシュボーン式独立懸架
ブレーキ F/R共:ベンチレーテッドディスク(駐車ブレーキ:電気式)
タイヤサイズ F/R共:215/50R17 (GT/GT EX)/225/45R18(GT-H/GT-H EX/STI Sport/STI Sport EX)
車両本体価格(税込):-円(正式価格は未発表)

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【関連リンク】

StartYourEnginesX
https://www.youtube.com/user/StartYourEnginesX

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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