目次
■アウディの歴史を学ぶと現在のテクノロジーも見えてくる
●アウディは技術のデパートであり、自動車産業の図書館でもあり!
アウディ最高峰グレードのA8 55TFSIクワトロとQ8 55 TFSIクワトロを駆りだし八ヶ岳ドライブ中の国際モータージャーナリスト・清水和夫さん。
高級サルーンのA8とSUVのQ8にじっくり乗って見えたものは、個々の試乗記をご覧ください!
・清水和夫×アウディA8 55TFSIクワトロ試乗、これぞアウディのデファクトスタンダード! 1/2【SYE_X】
今回は、A8、Q8の試乗後に清水さんが語った、アウディの歴史から見る『アウディ学のすすめ』をご教授いただきましょう。
●4リングスに込められたアウディの世界
「いまやアウディのAシリーズはA1~A8までフルラインメーカーになりました。が、それまでには紆余曲折があった」と語り始める清水さん。
「実はアウディは私と縁が深いのです。昔、チームスバルでのラリーでレオーネの乗用車用パートタイム4WDで走っていた頃、1980年ジュネーブショーで発表された『高速型フルタイム4WD』のクアトロを見て衝撃を受けました。それまでの4WDといえばオフロード。しかしクワトロはアウトバーンを高速で走れるフルタイム4WDでしたからね」(清水)。
1900年頃、オランダのスパイカー兄弟が最初に実験車として研究された4WD。しかし量産車としては世に出なかったのです。その後、高級乗用車に使う扉を開いたのがアウディです。
「1980年代後半くらい、ラリークワトロで北海道を走ったことがあります。スゴイ衝撃的でしたね!」(清水)
「中型車をアウディが、高級車はホルヒ(Horch)、その後2輪車や小型車のDKW(Dampfkrafwagenの略・最初の商標登録名)、ヴァンダラー(Wanderer)などのブランドが加わり戦後、シルバー4リングスができました。小型車から高級車、スポーツカーまで、あらゆるDNAを持ったメーカーがアウディなんですね。自動車技術のデパートみたいなもの」(清水)。
ポルシェ博士と共に歴史を刻んできたアウディは、「20世紀の自動車産業の図書館みたいな感じ」と語る清水さん。
「アウディは、自動車を学ぶにはこれほど適した素材はないです。アウディの歴史、技術を学ぶことによって、おおかた20世紀、現在我々が直面しているテクノロジーを知ることが出来ると思います」(清水)。
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では動画で『頑固一徹学校』特別編?、清水和夫さんの『アウディ学のすすめ』の続きをドーゾ!
(語り:清水 和夫/動画:StartYourEnginesX/アシスト:永光 やすの)
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