追悼・渡哲也。ビッグスケールで甦るスーパーZ!【大人のミニカー情報】

■2代目大門団長専用車

8月10日に78歳で亡くなられた俳優、渡哲也さんを偲ぶのでしたら、代表作である西部警察ゆかりの品が一番です。

t-or4302_super_z01
©️TOMY 「トミカリミテッド」は株式会社タカラトミーの登録商標です。©️石原プロモーション 版権元商品化許諾済

以前にもトミカリミテッドヴィンテージNEOシリーズから、12月にマシンXの新製品が発売されるとお伝えしました。ですが、ファンであればさらに大門軍団のマシンを揃えたいところです。そこで注目したいのが、スカイライン・ジャパンをベースにした初代大門団長専用車マシンXに次ぐマシンであるスーパーZです。

t-or4302_super_z02
T-OR4302西部警察スーパーZのリヤスタイル。

●西部警察スーパーZのリアルなビッグサイズミニカー

大門団長の専用車として登場したマシンXは大活躍をしたものの、PART-Ⅱ第15話から後継車のスーパーZに切り替わります。スーパーZは日産フェアレディ280Zをベースにガルウイングドアを始めボンネット上の催涙弾発射銃、煙幕発生装置などを装備していました。

t-or4302_super_z03
T-OR4302西部警察スーパーZのフロント。

以前に紹介したトミカリミテッドヴィンテージNEOシリーズはトミカと同じ1/64スケールで集めやすい大きさと価格が魅力ですが、今回紹介するスーパーZのミニカーはそれより大きな1/43スケールという国際標準サイズです。

t-or4302_super_z05
T-OR4302西部警察スーパーZの左サイド。

トミーテックから発売されているT-OR4302西部警察スーパーZは、1/43というスケールらしく細部まで徹底した作り込みが施されたミニカーです。

価格が2万5000円(税別)と高価ですが、よりディテールを表現しやすいレジン製で、小さなスケールのミニカーにはない繊細なディテールを実現しています。これなら所有欲を満たしてくれること間違いありません。

●スーパーZの特徴を余すことなく再現

t-or4302_super_z08
ガルウイングドアとサイドウインドー。

ゴールドとブラックに塗り分けられたボディは、スーパーZの特徴であるガルウイングドアがしっかり再現されています(開閉しません)。ルーフからウエストラインまで回り込んだサイドウインドーを再現するには、やはり1/43スケールが欠かせないことでしょう。

さらにボンネット上の催涙弾発射銃や、マフラー近くに装備される煙幕発生装置も実物さながらに再現されています。もちろんナンバープレートの数字は極初期の劇中車と同じ「品川59た3527」とされていますので、マニアの審美眼にかなう仕様と言っていいでしょう。

t-or4302_super_z07
ボンネットの催涙弾発射銃。


●トミーテックT-OR4302西部警察スーパーZ

今回紹介したのはトミーテックT-OR4302西部警察スーパーZで、1/43スケールのレジン製ミニカーです。

発売されたのは2018年9月ですので市中在庫のみとなりますから、見つけたら早い者勝ちと言えます。価格が25,000円(税別)ですので、懐に余裕がある時に買っておくべきミニカーと言えるでしょう。

(増田 満)

この記事の著者

増田満 近影

増田満

複数の自動車雑誌編集部を転々とした末、ノスタルジックヒーロー編集部で落ち着き旧車の世界にどっぷり浸かる。青春時代を過ごした1980年代への郷愁から80年代車専門誌も立ち上げ、ノスヒロは編集長まで務めたものの会社に馴染めず独立。
国産旧型車や古いバイクなどの情報を、雑誌やインターネットを通じて発信している。仕事だけでなく趣味でも古い車とバイクに触れる毎日で、車庫に籠り部品を磨いたり組み直していることに至福を感じている。
続きを見る
閉じる