KINTOにGRスープラがお目見え! 税金も整備も任意保険も込みで月々5万8080円からと激安。気になるその中身は?

●台数限定! GRスープラに乗りたい人には狙い目のKINTO

トヨタが「クルマのサブスクリプション」として展開しているサービスの「KINTO(キント)」。車両代金に加えて税金、メンテナンス、そして任意保険(なんと車両保険まで!)を含めた毎月定額の支払いでクルマを利用できるというサービスです。

頭金もボーナス払いも(設定しなければ)必要なし。あらかじめ3年、5年、または7年という契約期間を決め、その長さによって毎月の金額は変わるのですが、毎月の総支払額は残価設定ローンを組むのよりも割安だと感じています。コミコミですからね。もちろんクルマは「新車」が渡されます。

そんなKINTOはトヨタの全車種で展開しているわけではなく、ときどきラインナップが変わるのが面白いところ(どうして?)。たとえばこの記事を書いている8月中旬は、以前は選択できたカローラが用意されていません(理由は知らんけど)。

でも、さっき見たら面白いクルマが用意されていることに気が付きました。というか驚いたのです。そのクルマとは……なんとスープラ。トヨタが誇るスポーツカーですよ。これは「台数限定企画第一弾」なのだとか。

KINTO meets GR SUPRA!

用意されているのは11モデルで計21台。注意すべきポイントは最新の2020年モデルではなく「2019年モデル」だってこと(6気筒モデルは387psではなく340psということ)ですが、まあ細かいことは気にしない。

「SZ」はもう売り切れ!
SZ-Rなら選択可能

それよりも気になるのは、価格はいくらなのか?ってこと。もっとも高価な仕様は「RZ」の本革仕様で、3年プランだと月額9万200円。ちなみに7年プランだと月額7万8430円まで下がります。

「RZ」3年プラン

「RZ」5年プラン
「RZ」7年プラン

逆にもっともリーズナブルなのは4気筒エンジン搭載のベーシックタイプ「SZ」で7年プランだと月額5万8080円ですが、これは「SOLD OUT」。気付くのが遅すぎて出遅れた………orz

あのスープラが、税金や任意保険と修理代込みで月々6万円を切るなんて……(ただしすでに売り切れ)

売り切れちゃったものはしょうがないので気分を入れ替えて、この記事を書いている8月14日の深夜1時時点で選べるモデルでもっとも支払い額が少ないのは、4気筒エンジンの上位グレード「SZ-R」。3年プランだと7万7000円、5年プランだと7万1500円、そして7年プランだと6万7650円です。これなら何とか手が届くか…⁉

「SZ-R」3年プラン
「SZ-R」5年プラン
「SZ-R」7年プラン

ところでこのKINTO。金額だけを見て「高い」と感じる人も少なくないようですが、ポイントは税金やメンテナンスに加えて車両保険込みの任意保険まで含まれていること(1事故につき免責5万円)。こういうスポーツカーって基本的に保険料が高くて、見積もりを取ってみるとその額に驚くはず。それが含まれていることでKINTOを利用するメリットはとんでもなく大きいのです。

そして、実はもうひとつ大きなメリットが。なんとメンテナンスには定期的な整備だけでなく「故障修理(正常な使用において発生したものが原則対象)」まで含まれているのですよね。つまり、故障に対する出費の不安から解消されるということ。

ここだけの話、スープラはBMW製なの故障すると部品代がけっこう高かったりすることでしょう。しかし月々の料金に故障修理まで含まれているのであれば……なんとお得なプランなのでしょうか。

早く存在に気が付いて7年プランで「SZ」を契約すればよかった…。わが身が招いたとんでない失態に、今夜は涙で枕を濡らすことになりそうです。

※選択できる仕様は2020年8月14日現在。台数限定のプランなので用意された台数が売り切れると契約できないのでご注意を。迷っている暇なんてありませんよ。申し込みはKINTOの公式ウェブサイトから。

(工藤貴宏@RZはさすがに金額的なハードルが高い…)

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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