システム出力680馬力!ベントレー フライングスパーに最強PHEV設定へ

■ポルシェ パナメーラ S Eハイブリッドからパワートレインを流用

ベントレーの高級4ドアセダン「フライングスパー」に、初のPHEVモデルが設定されることが濃厚となりました。

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ベントレー フライングスパー スピード 開発車両

フライングスパーは、2012年まで「コンチネンタル・フライング・スパー」として発売されていましたが、2013年のフルモデルチェンジで「フライング・スパー」として誕生、2019年からは第2世代へバトンタッチされています。

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ベントレー フライングスパー スピード 開発車両

捉えたプロトタイプは、左側リアフェンダー上部に充電ポートが見てとれます。給油口は右側Cピラーの付近にあるため、PHEVモデルであることが濃厚と言えそうです。

注目は、最高出力635ps・最大トルク900Nmを発揮する6.0リットルW12型ツインターボを搭載するモデルのデュアルエキゾーストパイプの代わりに、クワッドエキゾーストシステムがインサートされている点です。

この点から高性能「スピード」の可能性もありますが、現行型「コンチネンタル GT V8」には4つの排気口があり、「ベンテイガ スピード」「ミュルザンヌ スピード」、および「コンチネンタル GT スピード」はすべてデュアルエキゾーストパイプを装備していることからも断定はできません。

ただし、以前捉えたPHEV開発車両は2つの排気口だったため、異なるモデルの可能性も高いようです。

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ベントレー フライングスパー スピード 開発車両

PHEVモデルでは、ポルシェ「パナメーラ」とパワートレインを共有する予定で、通常のハイブリッドの場合、2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力462ps・最大トルク700Nmを発揮します。

もしこれが高性能「スピード」の場合、「パナメーラ S Eハイブリッド」からパワートレインを流用、4リットルV型8気筒+電気モーターにより、最高出力680ps・最大トルク850Nmを生み出し、世界でも最強レベルの4ドアセダンの誕生となります。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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