塚田勝弘 
■リヤ用ドライブレコーダー「CMOS-DR750」もオプション設定
2020年6月1日に改正道路交通法が施行され、あおり運転の厳罰化・明文化がされたことで、ドライブレコーダーが再び注目を集めています。前方だけでなく後方用ドライブレコーダーを装着するニーズも高く、2万円クラスの高価格帯モデルが売れ筋になっているようです。
今度こそ装着しようという方が多そうなタイミングで、トップブランドの一角であるケンウッドからニューモデルが登場します。
2020年7月22日、JVCケンウッドは、ドライブレコーダー市場でトップを争う「ケンウッド」ブランドから360°撮影対応ドライブレコーダー「DRV-C750」を同年8月下旬より発売すると発表しました。
●前後、左右、キャビン内の録画が可能
ケンウッドのラインナップに加わる「DRV-C750」は、車両前方・後方に加えて、左右とキャビンの録画に対応するモデル。
前後、後方などからのあおり運転だけではなく、並走車による左右からの幅寄せ、あるいは車内における万が一のトラブルも録画できる全方位型ドライブレコーダー。垂直方向は240°まで録画が可能で、車両周辺を広範囲にわたって見守ります。
録画モードは4つ用意されています。360°録画が可能なパノラマモードをはじめ、前後2分割録画、前後左右4分割録画、さらに前後左右を俯瞰して録画できる「ラウンド-モード」の4種類。また、後述するリヤカメラ（別売オプション）の使用時は、リヤカメラの映像を重畳して表示することもできます。
なお、録画機能も常時録画、手動録画、イベント記録、駐車監視録画の4つが用意されています。
F1.8の明るいレンズが搭載されており、夜間やトンネルなどの暗いシーンの撮影に強いだけでなくトータルでの画質を向上。加えて「HDR（ハイダイナミックレンジ）機能」の搭載により、逆光やトンネルの出入り口、夜間走行時の照明など、明暗差が激しい環境下で起きやすい「白とび」や「黒つぶれ」を抑え、安定した録画を実現するそう。
最長24時間の駐車監視タイマー録画にも対応（駐車監視タイマー録画をおこなう場合は、別売り電源ケーブル「CA-DR350」が必要）していて、駐車中も愛車の状況を前後左右、360°の広範囲で録画できます。
ほかにも、別売オプションとして、360°撮影対応の同モデルと組み合わせて装着することで、車両後方の鮮明な録画に対応する後方撮影対応の2nd（リヤ）カメラ「CMOS-DR750」も同時発売されます。
こちらは、リヤウィンドウが小さいクルマや、後部座席に大荷物を積載しているなど、360°カメラ映像のみでは後方確認が難しい場合にも対応。後方撮影専用カメラをセットで取り付けることで、後方映像も鮮明に同時録画することが可能になります。
360°撮影対応ドライブレコーダー「DRV-C750」、別売オプション設定の「CMOS-DR750」共にオープンプライスになっています。
（塚田勝弘）
