■4代目の新型ハリアーも300万円を切るエントリー価格を実現
コロナ禍にあって待望の新型モデルである4代目トヨタ・ハリアーが2020年6月17日発売されました。すでに先行予約も開始されていて、多くの受注を集めているという噂も飛び交っています。
従来型のハリアーは、「若いユーザーにも乗ってもらえるように」という開発陣の想いから発売時は300万円を切るエントリー仕様を設定していました。
気になる新型ハリアーの価格帯は、2.0Lガソリンエンジン車が299万円〜443万円。2.5L+モーターのハイブリッド仕様が358万円〜504万円。4代目ハリアーも消費税10%にも関わらず300万円を切る設定にしたのは、先代同様に、若い人にも買ってもらいたいという意気込みが伝わっています。
■225/55R19タイヤを履く「Z」の最小回転半径は5.7m、それ以外は5.5m
新型ハリアーのボディサイズは、全長4740×全幅1855×全高1660mm。最低地上高はハイブリッドが190mm、ガソリンエンジン車が195mm。
なお、「G」と「S」の最小回転半径が5.5mで、「Z」は5.7mとなっています。狭い場所での取り回しが気になる方は「G」「S」が適切かもしれません。
足元は「Z」が225/55R19タイヤ&19╳7Jアルミホイール(高輝度シルバー塗装) 、「G」が225/60R18タイヤ&18╳7Jアルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装) 、「S」には225/65R17タイヤ&17╳7Jアルミホイール(シルバー塗装)」が組み合わされます。
パワートレーンはガソリンエンジン車とハイブリッド仕様を用意。前者の2.0Lダイナミックフォースエンジン「M20A-FKS」型には、「Direct Shift-CVT」との組み合わせにより、WLTC走行モード燃費は、FFが15.4km/L、4WD車が14.7km/Lとなっています。
後者のハイブリッド仕様は、2.5Lダイナミックフォースエンジンの「A25A-FXS」とモーターの組み合わせで、お馴染みの「THSⅡ」が搭載されています。
リヤモーターが加わる「E-Four(電気式4WDシステム)」の4WDは、力強くスムーズな発進性などに加えて、WLTC走行モード燃費21.6km/Lを達成しています。新設定されるハイブリッドのFFは、同モード燃費22.3km/Lと、最も省燃費の組み合わせになります。
走りの面での注目は、極微低速域でもスムーズにストロークするというショックアブソーバーの採用。接地感があり、さらにフラットな乗り心地を提供するそう。
また、ブレーキ制御によりコーナリング中のアンダーステアを抑える「アクティブコーナリングアシスト」の搭載もトピックスです。こちらは、ステアリングの切り始めのレスポンスが良好で、軽快な操舵感を持つ電動パワーステアリングもあって、車両のコントロール性が高まるそうです。
ガソリンエンジン車の価格からチェックすると、「S」の2WDが299万円、4WDが319万円。「G」のFFが341万円、4WDが361万円。「G “Leather Package”」のFFが371万円、4WDが391万円。「Z」のFFが393万円、4WDが413万円。「Z “Leather Package”」のFFが423万円、4WDが443万円です。
ハイブリッド車は、「S」の2WDが358万円、E-Four(以下、4WD)が380万円。「G」の2WDが400万円、4WDが422万円。「G Leather Package」のFFが430万円、4WDが452万円。「Z」のFFが452万円、4WDが474万円。「Z “Leather Package”」のFFが482万円、4WDが504万円です。
(塚田勝弘)
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