RAV4よりカッコいい!? トヨタ自動車が7人乗り高級SUV「フォーチュナー」を発売へ

■デザインを刷新、新エンジン搭載でパワーアップ

トヨタ自動車が6月4日、7人乗りの高級SUV、新型「フォーチュナー」を公開しました。ハイラックスとプラットホームを共有する新型では、ベースモデルの他に上級グレードの「レジェンダー(Legender)」が設定されており、ラジエータグリルやランプ類、フロントバンパーなどによりエクステリアが差別化されています。

新型SUVトヨタ「フォーチュナー」のリヤビュー

ベースグレードでは昼間に存在をアピールする新設計のDRL(デイタイムランニングランプ)や、夜間に際立つLED式テールランプに加え、新デザインの18インチアルミホイールを装備。

新型SUVトヨタ「フォーチュナー」のフロントビュー(ベースグレード)

一方の「レジェンダー」には、専用のラジエータグリルや、右左折/駐車時などに流れるように点灯するLED式シーケンシャルターンシグナルランプ、20インチアルミホイールなどを装備しており、より印象的な外観となっています。

新型SUVトヨタ「フォーチュナー(レジェンダー)」のフロントビュー

インテリアではApple CarPlayに連携する8インチのタッチスクリーンを採用しており、様々なエンターテイメントコンテンツとのシームレスな接続を提供。視認性向上に寄与する360度カメラやワイヤレス充電器に加え、駐車をアシストするパークセンサーを装備。

新型SUVトヨタ「フォーチュナー」のインテリア

荷物で両手が塞がっている際に便利な「ハンズフリーパワーバックドア」機能も装備しています。

新型SUVトヨタ「フォーチュナー」のハンズフリーパワーバックドア

出力アップが図られた2.8Lディーゼルエンジン(204ps/51kgm)はバランスシャフトの追加により、エンジンノイズや振動を最小限に抑制。キャビン内の静粛性向上を図ると共に、燃料消費量が約17%改善されています。また豪州で重要視される牽引容量は3,100kg(従来モデル比300kg増)となっています。

新型SUVトヨタ「フォーチュナー」に搭載される2.8Lエンジン

一方、安全面では「Toyota Safety Sense」の搭載により、プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート(車線逸脱防止)、レーダークルーズコントロールなどを装備。

残念ながら国内販売の予定は無いようですが、豪州では2015年に導入以来、平均3,000台/年を販売。これまでに15,000台以上を販売しているそうで、新型についてはベースグレード(491万円~)が本年6月、上級グレードのレジェンダー(539万円~)は8月に発売が予定されています。

■トヨタのSUV攻勢が世界レベルで加速

トヨタ自動車では6月8日にRAV4 PHVを発売したのに加え、6月17日には新型ハリアーの発売を予定しており、さらに今秋にはヤリス クロスの発売を予定するなど、国内のみならず世界レベルでSUV攻勢を加速させており、今後も同社の動きから目が離せない状況が続きそうです。

■トヨタ・フォーチュナーってこんなクルマ【6月13日追加】

「フォーチュナー」は初代モデルが2004年に発売され、2008年、2011年に2度のフェイスリフトを受けた後、2015年に2代目に移行、現在は豪州やタイ、インドネシアで販売されています。キーン・ルックデザイン採用による、洗練されたエクステリアが特徴で、今回発売される新型は2代目をベースに更にリファインされており、一層スタイリッシュになっています。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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