アウディ「e-tron GT」新型モデル、アベンジャーズも期待!?

■ポルシェテスト施設から出現のプロトタイプ、タイカンと兄弟モデルに

アウディが開発中の新型4ドアクーペEV「e-tron GT」の最新プロトタイプ2台が、ポルシェのテスト施設から出るところをカメラが捉えました。

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アウディ e-tro GT 市販型プロトタイプ

2019年に初公開された「e-tron GTコンセプト」は、映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」にて、ロバート・ダウニー・Jr.演じるトニー・スターク(アイアンマン)が乗り話題となりましたが、その市販型となります。

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アウディ e-tro GT 市販型プロトタイプ

捉えたプロトタイプでは、e-tron GTコンセプトに酷似したLEDデイタイムランニングライトを装着、2本のバーを装着したコーナーエアインテークやデュアルセンサーを備えるセンターグリルが見てとれます。

姉妹モデルとなるポルシェ「タイカン」とは「J1」プラットフォームを共有するほか、大容量バッテリーを採用する可能性もありそうです。またプロトタイプには、タイカン同様に左右フロントフェンダーに充電ポートを確認することができます。

EVパワートレインは前後にモーターを搭載し、最高出力は590hpを発揮、電子制御の4WDシステムと組み合わされます。0-100km/h加速は3.5秒、12秒で200km/hに到達し、最高速度は240km/h(電子制御)のパフォーマンスを発揮します。

また量産モデルが公開された後には、より強力なハイパーカーモデルの登場も噂されています。

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アウディ e-tro GT 市販型プロトタイプ

90kWリチウムイオンバッテリーを搭載した場合、WLTPサイクルで248.5マイル(400km)の航続となり、800ボルトの急速充電では約20分で80%レベルまで充電が完了です。

e-tron GT市販型のワールドプレミアは、11月のL.A.モーターショーと見られていましたが、コロナウイルスのパンデミックにより、不確定な状況です。しかし年内には初公開される見込みとなっています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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