■ドルビープロロジックIIに対応。臨場感あるサラウンドサウンドが楽しめる「R-Line DYNAUDIO」
2020年5月現在、日本に導入されているフォルクスワーゲンのSUVは、コンパクトSUVのT-Cross、ディーゼルエンジン仕様が人気のティグアンという2モデル。さらに、日本に2020年にも導入されるという噂のコンパクトSUV・T-Rocもあります。
2020年5月26日、Cセグメント級のボディサイズで、日本でも人気のTiguan(ティグアン)に、デンマークのハイエンドオーディオメーカーDynaudio社製プレミアムサウンドシステムが搭載された、特別仕様車の「R-Line DYNAUDIO(ディナウディオ)」が加わりました。同日から発売が開始されています。
●アダプティブシャシーコントロールのDCCも標準装備
2018年にゴルフ、ゴルフ・ヴァリアント、ティグアンにも設定された「ディナウディオ」仕様は、デンマークのDynaudio社と共同開発されたプレミアムサウンドシステムが搭載されています。
Dynaudio社は1977年にデンマークで創設され、開発から生産まで自社工場で一貫して行うことで、徹底した品質管理と高い信頼性を得ています。今日では高品質オーディオシステムのリーディングカンパニーとして、世界で最も著名なハイエンドオーディオ企業の一つであり、世界中の先進的レコーディング・スタジオがモニター・スピーカーとして採用。
カーオーディオでは、フォルクスワーゲンをはじめ、ボルボC70などでも採用実績があります。
フォルクスワーゲンは、単に高級オーディオを装着しただけでなく、同ブランドの堅牢なボディ構造と優れた遮音性との相乗効果により、ダイナミックなサウンドを享受できるとしています。
装備されるのは、8つのラウドスピーカーをはじめ、サブウーファー、センタースピーカーで、「ドルビープロロジックII」に対応することで、ステレオオーディオをサラウンドサウンドに変換。臨場感と深みのあるサウンドが楽しめるそう。
さらに、プレミアムサウンドシステムに相応しいインテリアも与えられています。人気オプションのレザーシートパッケージに加えて、アダプティブシャシーコントロールの「DCCパッケージ」を標準化し、高品質なサウンドと快適な乗り味を高いレベルで両立。
ベースグレードは「R-Line」で、プレミアムサウンドシステムの「DYNAUDIO(総出力400W、16チャンネル 10スピーカー)」をはじめ、R-Line専用レザーシート、運転席パワーシート(前後スライド/高さ調整/角度/リクライニングメモリ付)、運転席パワーランバーサポート、先述のアダプティブシャシーコントロールDCC、R-Line専用20インチアルミホイール(8.5Jx20アルミホイール)、パンクしにくいモビリティタイヤ(シールタイヤ)である255/40R20、スペースセービングスペアタイヤが専用装備されています。
ボディカラーは「ディープブラックパールエフェクト」「タングステンシルバーメタリック」「オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト(有償オプションカラー:6万6000円)」の3色。ベースの「R-Line」のボディサイズは、全長4500×全幅1860×全高1675mm。
価格は、1.4L直列4気筒ガソリンターボを積む「Tiguan TSI R-Line DYNAUDIO」が544万9000円、2.0L直列4気筒ディーゼルターボ+4WDの組み合わせの「Tiguan TDI 4MOTION R-Line DYNAUDIO」が592万9000円です。
前者は街乗り中心で軽快な走りを楽しむなら最適な仕様でしょう。後者は導入以来、人気の組み合わせだそうで、ロングドライブやアウトドアレジャーで使い倒したい人に向いた仕様といえます。
(塚田勝弘)