ポルシェ初のEVクロスオーバー「タイカン クロスツーリスモ」の開発が大詰め

■ラインアップは「4S」「ターボ」「ターボS」か?

ポルシェは3月にEVスポーツカー「タイカン」初の派生ワゴンモデルの正式名称を「タイカン クロスツーリスモ」と発表しましたが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。

ポルシェ タイカン クロスツーリスモ_004
ポルシェ タイカン クロスツーリスモ 開発車両

スカンジナビアに出現したプロトタイプは、ヘッドライト、テールライトなどすべて最終的な形となっており、残すはテールライトの赤いテープとリアクォーターウィンドウのキックアップされたトリムだけのようです。

市販型では2018年に公開されたコンセプトカー『Mission E Cross Turismo』に近いエクステリアが予想されています。

ポルシェ タイカン クロスツーリスモ_005
ポルシェ タイカン クロスツーリスモ 開発車両

セクシーなロングルーフを除けばほぼタイカンと共有、コックピットには音声コマンドを備える10.9インチのインフォテイメントシステム、助手席のディスプレイはオプションとなります。

ラインアップは「4S」「ターボ」「ターボS」が予想されており、時期をずらして登場すると思われます。最高出力は、4Sが571ps、ターボは680ps、ハイエンドのターボSでは761psのオーバーブーストを発生させます。また0-100km/h加速はそれぞれ4.0秒、3.2秒、2.8秒のパフォーマンスを持ちます。

ポルシェ タイカン クロスツーリスモ_003
ポルシェ タイカン クロスツーリスモ 開発車両

電圧は通常のEVの400Vではなく800Vのシステム電圧を備えており、約5分で最大100kmの航続に必要な電力を充電できます。1回の充電での航続は、4Sが最大464km、ターボSが最大412km、ターボが450km(WLTPに準拠)となります。

コロナウィルスの影響でワールドプレミアは流動的ですが、年内にデジタルワールドプレミアなども予想されます。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる