■ハイレゾ音源のダウンサンプリング再生にも対応
自宅や出先で気になるスポットがあればカーナビ・アプリで地図を確認し、クルマに固定すればナビが使えるという高い利便性を備えています。ドライブ中はタブレット内の音楽や動画コンテンツで楽しみ、目的地に着いたら駐車場からスポットまでのナビにも対応。気になるのはパケットなどの通信量ですが、家などで事前にダウンロードしておけばオフラインで楽しめます。
タブレットを使う利点は、スマホよりも大画面で視認性、操作性に優れていること。8インチのタブレット「SDA-700TAB」は、もちろんこの点をクリアしています。さらに、車内で使うことを想定し、-10℃〜60℃での動作確認(保管温度は-30℃〜80℃)もされています。
「カロッツェリア」を名乗るだけあって高音質サウンドを楽しめるのも見逃せません。タブレットの音声がスピーカーから出力されるのはもちろん、ハイレゾ音源(96kHz/24bitまでのFLACファイル)のダウンサンプリング再生にも対応(再生時は44.1kHz/16bit)。
そのほか、タイムアライメント、13バンドグラフィックイコライザー機能、イージーサウンドフィットなどを備え、本格カーオーディオとしての性能も備えています。
搭載性が幅広い車種に適合しているのも特色の1つ。高さと奥行きが調節できるため、幅広いセンタークラスター、コンソールの形状に対応し、好みの位置にタブレットを固定できるそう。
操作は専用アプリの「Pioneer Smart Sync for Tablet」を使うことで、メインユニットのオーディオ操作や設定、音質の調整などがすべてタブレット上で行えます。ナビアプリや音楽/映像アプリはもちろん、Bluetoothソースもラジオもアプリと同様に操作可能で、オーディオ一体機の操作性をタブレットでも実現しているとしています。
さらに、タブレットにリヤカメラ(別売)の映像を映し出し、リヤカメラを備えたクルマを含めて後方の視界をサポート。加えて国産の自動車メーカーを網羅した純正ステアリングリモコンでのオーディオ操作も可能です。ステアリングリモコン信号があらかじめプリセットされているため、手軽に純正ステアリングリモコンが使えるのもうれしい点といえるでしょう。
2DINメインユニット「FH-7600SC」、8インチタブレットの「SDA-700TAB」は、市販カーナビを最先端技術で牽引するパイオニアらしいアイディアが具現化されています。
「タブレットをクルマで使い倒したい!」というニーズに応えてくれる注目の最新アイテムの登場です。
(塚田勝弘)