■ダックネックウィングはなしも、中古市場ではGT3より人気
先日、ポルシェ911に設定される高性能モデル「911 GT3」の市販型プロトタイプをキャッチしましたが、今回はエクステリアパーツを控えめにした「911 GT3ツーリング」開発車両をカメラが捉えました
1973年の「911カレラRS」、通称「ナナサンカレラ」を元祖としたツーリングパッケージは、いわばダックネックウィングを持たない「GT3」といえます。派手なエアロパーツを持たないツーリングの人気は高く、欧州中古市場ではGT3より高額で取引されているほどです。
これまでで最もカモフラージュが軽い状態で捉えたプロトタイプは、エアダクトを備えるボンネットフードの形状、バンパーのデザイン、センターロック式ホイール、イエローのカーボンセラミックブレーキなどが確認できます。
巨大なダックネックウィングの代わりに、コンパクトなウィングとアクティブスポイラーのほか、デュアルエキゾーストパイプ、ディフューザーも装備しています。
パワートレインは4.0リットル自然吸気フラット6エンジンの改良バージョンが搭載される見込みで、最高出力は550psと、現型の494psから大きくアップデートされます。
現行型では6速MTが採用されていますが、3ペダルのセットアップが新型にも適用されるか、DCTのみかは明らかにされていません。
GT3のワールドプレミアは2020年後半、ツーリングのデビューはそれ以降となるはずです。
(APOLLO)