「外出自粛明け」に行きたい! ソロキャンなどで車中泊が快適なコンパクトカー&軽自動車5選

●ダイハツ・ウェイク

次は、軽自動車で車中泊におすすめのクルマ。ダイハツの「ウェイク」は、日常からアウトドアなどのレジャーユースまで、幅広い用途で使うことを前提に開発された軽トールワゴンです。

車中泊
ダイハツ・ウェイク

大きな特徴は、室内長2215mm・室内高1455mmという広い室内スペースで、大人4人がゆったりと乗車することができます。また、シートは多彩なアレンジが可能で、キャンプ用品やアウトドアグッズなど荷物の量や大きさに応じて様々な仕様に変更できます。

車中泊をしたい人に注目なのは、Gターボ“レジャーエディション SAⅢ”、Gターボ“SAⅢ”、L“レジャーエディションSAⅢ”に標準装備されている上下2段階式デッキボードです。このボードの脚を立てて後席を前へ、前席の背もたれを後ろに倒すことでシートをフルフラットにすることが可能で、大人2人でも就寝できます。

車中泊
ウェイクはシートを全て倒し、上下2段階式デッキボードを使えば車内が完全にフラットになる

助手席側の前席と後席を前に倒しボードの足を立てれば、ロードバイクなども乗せられるラゲッジスペースに。助手席は座面を跳ね上げることでテーブルや荷室の一部にすることもできます。

車中泊
ロードバイクなども積載できるロングラゲッジモード

ほかにも、シート表皮には撥水加工、後席のラゲッジ側は防水仕様となっているため、濡れた荷物でも気にせずに積載可能。

レジャーエディションのラゲージ床下部分には、90Lの大容量アンダートランクも装備するなど、アウトドアでの使い勝手を考慮した様々な装備が用意されています。

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レジャーエディションの90Lの大容量アンダートランク

価格(税込)は、137万5000円〜187万5500円です。

●スズキ・スペーシア ギア

スズキの軽ハイトワゴン「スペーシア」をベースに、SUVテイストを盛り込んだのが「スペーシア ギア」です。

車中泊
スズキ・スペーシア ギア

丸型ヘッドライトやアウトドアにぴったりなフロントグリルやルーフレールなどを装備。

インテリアには、ブラックを基調としながらメーターやシートステッチなどにオレンジのアクセントカラーを採用。ツールボックスをモチーフにしたインパネアッパーボックスなどで、タフでアクティブな中にも遊び心が感じられる空間を演出しています。

車中泊
メーターパネルなどにはオレンジのアクセントなども採用

このモデルのシートも、前後席を倒すことでフルフラット化が可能で、ご夫婦2人と小さな子供1人でもくつろげる空間になります。

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スペーシア ギアのインテリア

シートは撥水加工を施したファブリック仕様で、防汚タイプのラゲッジフロアやシートバック背面も採用。

後席右側のパーソナルテーブルや、メッシュタイプの助手席シートバックポケットなども装備するなど、アウトドアでの実用性を重視した仕様になっています。

車中泊
アウトドアを楽しめる様々なアイテムが搭載できる、多彩なシートアレンジが可能だ

価格は、164万4500円〜189万900円で、FF(2WD)車と4WD車があります。

●車中泊はマナーも大切に

いかがでしたか? これらシートがフラットになるクルマに加え、マットまたはクッションなどを持参すれば、シートが完全にフラットにできて、ぐっすり眠れること間違いなしです。

あとは外から見えないようにプライバシーシェードを用意するなど、多少の装備があれば立派に車中泊仕様になります。色々と想像を膨らませてみると、家にいてもきっと楽しいですよ。

車中泊
プライバシーシェードなどもあると便利(写真はウェイクのオプション)

ちなみに、車中泊では、就寝中にエアコンなどをかけるためなどで、エンジンを始動させたままにするのはマナー違反。

外出自粛要請が解除され、車中泊をやる時期が梅雨や夏など暑い季節になる場合は、乾電池式の扇風機など暑さ対策も忘れずに。

(文:平塚直樹 写真:トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、ダイハツ工業、スズキ、平塚直樹)

この記事の著者

平塚 直樹 近影

平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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