■「リヤクロストラフィックオートブレーキ」などの最新安全装備を用意
2020年6月頃発売予定とされている新型ハリアーには、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた最新の「Toyota Safety Sense(トヨタ・セーフティ・センス)」が搭載されます。
衝突被害軽減ブレーキの「プリクラッシュセーフティ」は、対歩行者が昼夜対応、自転車は昼間対応となっています。また、車線維持機能の「レーントレーシングアシスト」は、渋滞などで白線などが見えない、見えにくい場合でも先行車に追従。アダプティブクルーズコントロールは、全車速追従機能付です。そのほか、「Z」と「G」系には、自動でヘッドライトのハイ/ロービームの切り替えをするアダプティブハイビームアシストが備わります。そのほか、標識の見落としをサポートする「ロードサインアシスト」、付帯機能として、「先行車発進告知機能」を用意。
「Toyota Safety Sense」以外でもインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ/静止物)を全車に標準装備。斜め後方から接近する車両を検知する「ブラインドスポットアシスト」は、「Z」系に標準装備で、「G」系と「S」に、「リヤクロストラフィックオートブレーキ」とセットでメーカーオプション設定されます。「Z」系に標準装備される「リヤクロストラフィックオートブレーキ」は、後退時に左右から接近する車両を知らせ、さらに衝突する危険があるとブレーキがかかる機能です。
新型ハリアーに新たに搭載される安全装備には、「デジタルインナーミラー」もあります。車両後方の映像を映し出すのは、日産自動車が「インテリジェントルームミラー」としていち早く採用。ハリアーの「デジタルインナーミラー」には、SDカードに前後の映像が録画できるため、(トヨタからはまだ詳しい説明はないものの)、ドライブレコーダーとしても使えるのではないでしょうか。こちらは、「Z」と「G」系に標準装備で、「S」にメーカーオプション設定指されます。
こうした予防安全性能の充実に加えて、「TNGA」化による衝突安全性能の向上も盛り込まれているはず。安全面への期待にも応えてくれるのが新型ハリアーの魅力といえそうです。
(塚田勝弘)
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