トラブルの概説:異音、異臭、振動などの前兆と警告灯に注意!【自動車用語辞典:トラブル編】

■日常点検とメンテナンスで防止、故障の前兆が出たらすぐに点検

●主な原因は、メーカー責任の故障、ドライバーの整備不良や不注意、外気環境の変化など

クルマのトラブルは、クルマ自体の故障やドライバーの整備不良や不注意、外気環境に関わるトラブルなどさまざまです。故障にも、整備不良に起因するものからメーカーの設計や製造に問題があるものまで多種多様です。

さまざまな故障やトラブルのチェック方法や危険性について、解説していきます。

●いろいろな故障やトラブル

クルマの故障には、ドライバーの整備不良や不注意に起因する故障とメーカー責任となる故障に分けられます。

前者は、例えばバッテリ液の補充を怠り、バッテリが上がって始動できなくなるような場合です。後者は、メーカーの設計や製造に問題があって頻繁にエンストするといった場合です。メーカー責任の場合は、メーカーがリコールという形で責任をもって回収し修理します。

またガス(燃料)欠や燃料の入れ間違いなどは、ドライバーの不注意や操作ミスで起こるトラブルです。

その他にも、極暑や極寒ではエンジンが始動しにくいなど、自然環境の変化によって故障が誘発される場合もあります。

●整備不良に起因する不具合

代表的なのは、バッテリ上がりとタイヤの整備不良です。

・バッテリ上がり

バッテリが上がると、スターターが回らなくなるので始動ができません。走行中に起こると、点火や燃料制御が機能しなくなりエンジンが停止して、走行不能になります。

・タイヤの整備不良

タイヤの空気圧やトレッド溝深さに注意しないと、制動力の低下やスリップが発生し易くなります。場合によっては、タイヤが破裂するバーストを起こす危険性があります。

●不注意に起因するトラブル

ガス欠や燃料の入れ間違いは、ドライバーの不注意が原因です。

・ガス欠

燃料警告灯が点灯しても残りどれだけ走行できるか正確には分からないので、できるだけ早めに給油するのが安心です。

・燃料の入れ間違い

ガソリンのレギュラーとハイオクの入れ間違いは大きな問題になりませんが、ガソリンと軽油の入れ間違いは、最悪の場合エンジンが壊れるなど大きな問題を引き起こします。

●運転条件や外気環境の影響

・オーバーヒート

冷却システムの不具合によって、エンジンが許容温度を超えてしまう不具合です。最悪の場合、エンジンが壊れてクルマが突然走行不能になることもあり、危険です。

・冬季の始動不良

寒冷地では、真冬にエンジンが始動できない不具合が散発します。エンジン制御の不具合が原因の場合もありますが、多くはバッテリが弱った古いクルマで発生します。

・フロントガラスの曇り

湿度の高い雨の日や寒い冬は、結露によって窓ガラスが曇ることがあります。十分な視界が確保できず危険ですが、デフロスターやデフォッガー機能を使えば、簡単に曇りや霜を除去できます。

●不具合や故障の前兆

重大な不具合や故障の前には、必ず部品が正常に機能していないことを示す異音や振動、悪臭などの前兆があります。前兆によってクルマの異変をいち早く察知すれば、重大な故障やそれに起因する事故を防ぐことができます。

・異音

異音は、主としてエンジンや排気系、足回りから発生します。「カラカラ」や「ガラガラ」、「キンキン」、「キュルキュル」などさまざまな異音から、発生部位や原因などが推定できます。

・振動

振動には、ステアリングの振動やブレーキペダルの振動、車体全体の振動などがあります。大きな事故につながる恐れがあるので、早急に点検する必要があります。

・悪臭

異臭には、例えば「焦げ臭い」や「ガソリン(軽油)臭い」、「鼻をつくような排ガス臭」などがあります。放置すると重大な故障や車両火災、乗員のガス中毒を引き起こすので、警戒が必要です。

警告灯例
警告灯例

多くの故障やトラブルは、日常の点検とメンテナンスで防止できます。また不具合が起こるときには、その多くは異音や振動、異臭といった前兆が表れ、また一部についてはインパネの警告灯で注意、警告してくれます。

本章では、クルマで起こるさまざまな故障やトラブルについて、詳細に解説していきます。

(Mr.ソラン)

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