■フェラーリ・ローマ、F8トリブートも「レッド・ドット賞」に輝く
フェラーリは、ドイツの「ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター」が主催する世界的なデザイン賞を獲得しました。
「SF90 Stradale(SF90 ストラダーレ)」が2020年レッド・ドット賞の最高賞である「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞、「Ferrari Roma(フェラーリ・ローマ)」と「F8 Tributo(F8 トリブート)」もそれぞれ「レッド・ドット賞」を獲得しています。
受賞に関して同社は、フェラーリ・スタイリング・センターに対する評価が高まり、また、周囲の理解が深まったとしています。
「レッド・ドット賞」は、デザイン業界における最も重要で栄誉ある賞の一つです。フェラーリ・スタイリング・センターでは、チーフデザイナーのフラビオ・マンツォーニ氏の指揮の下、特徴的なデザインが考案されたり、同ブランドのDNAを宿したフォルムと機能に対して独自の共生が図られたりしているとのこと。
2015年以来、フェラーリは17のレッド・ドット賞を獲得し、これほどの結果を残している自動車メーカーはフェラーリのみだそう。フェラーリは、このコンペティションにおける最高賞の「レッド・ドット:ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を6つのモデルで獲得しています。
FXX-K、488 GTB、日本限定モデルのJ50、Ferrari Portofino(ポルトフィーノ)、Monza SP1(モンツァSP1)に続き、先述したように、今年はSF90 ストラダーレがその栄誉に輝いています。究極のスポーツカーとしての使命を各部のラインでアピールしている点が高く評価されたため、としています。
SF90 ストラダーレは、フェラーリ初の量産型プラグイン・ハイブリッド(PHEV)。PHEVでも圧倒的なハイパフォーマンスが特徴で、1,000 cvに達する最高出力と、1.57kg/cvのパワー・ウエイト・レシオを誇っています。
なお、2020年のレッド・ドット:プロダクト・デザイン賞の受賞セレモニーは、 6月22日にドイツのエッセンで開催される予定になっています。
(塚田勝弘)