新型ハリアーのデザインは、クーペの要素が盛り込まれたエクステリア、「曲木」に着想を得たウッド調加飾のインテリアなどが注目【新型TOYOTA HARRIER】

■新型ハリアーのライバルは?

4代目となる新型ハリアーは、歴代モデルで初めてクーペフォルムが取り入れられたクロスオーバーSUVにスイッチし、トヨタの自慢である内外装のクオリティの高さに加えて、そのシルエットでも流麗さをアピールしています。

トヨタ ハリアー
新型トヨタ・ハリアーのフロントマスク

ライバルは、価格的にはドイツ勢がかなり上になるものの、BMW X3やX4、メルセデス・ベンツGLC/GLCクーペなどが挙げられそう。ほかにも、マツダCX-5、三菱アウトランダー、ホンダCX-Vなども競合車といえそうですが、雰囲気的には欧州勢でしょうか。新型ハリアーは、ドイツ勢と比べてもとくにインテリアの質感は、先代ハリアーと同様に十分に対抗できるのでは、という期待も抱かせます。

トヨタ ハリアー
新型ハリアーのエクステリア

新型ハリアーのエクステリアは、フロントアッパーグリルからヘッドランプへと流れるような連続性により、精悍でシャープな印象を強調させた顔つきが特徴。さらに、シグネチャーランプによって、遠くからでも新型ハリアーと分かる個性と先進性が強調されています。なお、新型ハリアーのシグネチャーランプは、新型ならではの特徴的なデザインとして、二重のL字型に発光するデイタイムランニングランプのこと。

サイドビューも印象的です。現在のトレンドに沿って、シンプルな構成でありながらもダイナミックにボディ断面が変化。これにより、豊かな表情を創出するとともに強い動感を表現したそう。

トヨタ ハリアー
新型トヨタ・ハリアーのサイドビュー

リヤビューも新しさが強調されています。絞り込まれたクーペキャビンと、スポーツカーのように左右に張り出したホイールハウスとの組み合わせが、大らかな逞しさを演出。さらに、細く、鋭く、横一文字に光るテールランプとストップランプが存在感を高めています。

トヨタ ハリアー
新型ハリアーのリヤビュー

設定されるボディカラーは、「プレシャスブラックパール」をはじめ、彩度を抑えたカラーを中心に全7色を設定。陰影の美しい変化をアピール。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる