■調光ガラスが採用された電動シェード付パノラマルーフを初採用
一方のインテリアにもハリアーらしい先進性と上質感が盛り込まれています。センターコンソールは、馬の鞍をイメージし、幅広く堂々とした設計で、それを挟み込むインパネは、パネルとの組み合わせが「大らかな逞しさ」を演出し、その個性が強調されています。
さらに、インパネから左右のドアトリムにかけて、ボリューム感が強調されていて大らかな広がり感が演出されています。これにより、包み込まれるような安心感と居心地の良さを実現しているそう。
ディテールでは、厚革を曲げてできる自然なシルエットをイメージし触り心地にもこだわったレザー調素材や、「曲木(まげき)」に着想を得たというウッド調加飾、パイピング加飾が随所に配され、さりげない上質感を醸し出しているそう。
なお、「曲木」とは、木材を蒸したり、または煮沸させたりして、塑性(そせい)を増大させ、金型にはめてそのまま乾燥して望みの曲線に整形する木工技、また、その技法により製作された製品のこと。
インテリアの装備では、調光ガラスが採用された電動シェード付パノラマルーフのトヨタ自動車初採用がトピックス。調光時には、障子越しのような柔らかい光が差し込む上質な空間を生み出すそうです。インテリアカラーは、コントラストを抑えたブラウン、グレー、ブラックの3色が用意され、落ち着いた雰囲気でシックな大人の室内空間を表現したとしています。
グレード展開は、2.5Lハイブリッド、2.0Lエンジン共に「S」、「G」、「G “Leather Package”」、「Z」、「Z “Leather Package”」となっています。
(塚田勝弘)