新型ハリアーのデザインは、クーペの要素が盛り込まれたエクステリア、「曲木」に着想を得たウッド調加飾のインテリアなどが注目【新型TOYOTA HARRIER】

■調光ガラスが採用された電動シェード付パノラマルーフを初採用

一方のインテリアにもハリアーらしい先進性と上質感が盛り込まれています。センターコンソールは、馬の鞍をイメージし、幅広く堂々とした設計で、それを挟み込むインパネは、パネルとの組み合わせが「大らかな逞しさ」を演出し、その個性が強調されています。

トヨタ ハリアー
新型ハリアーのインパネ

さらに、インパネから左右のドアトリムにかけて、ボリューム感が強調されていて大らかな広がり感が演出されています。これにより、包み込まれるような安心感と居心地の良さを実現しているそう。

トヨタ ハリアー
新型ハリアーのドリンクホルダー

ディテールでは、厚革を曲げてできる自然なシルエットをイメージし触り心地にもこだわったレザー調素材や、「曲木(まげき)」に着想を得たというウッド調加飾、パイピング加飾が随所に配され、さりげない上質感を醸し出しているそう。

トヨタ ハリアー
トヨタ・ハリアーのフロントシート

なお、「曲木」とは、木材を蒸したり、または煮沸させたりして、塑性(そせい)を増大させ、金型にはめてそのまま乾燥して望みの曲線に整形する木工技、また、その技法により製作された製品のこと。

トヨタ ハリアー
新型ハリアーの内装

インテリアの装備では、調光ガラスが採用された電動シェード付パノラマルーフのトヨタ自動車初採用がトピックス。調光時には、障子越しのような柔らかい光が差し込む上質な空間を生み出すそうです。インテリアカラーは、コントラストを抑えたブラウン、グレー、ブラックの3色が用意され、落ち着いた雰囲気でシックな大人の室内空間を表現したとしています。

トヨタ ハリアー
調光ガラスが採用された電動シェード付パノラマルーフ

グレード展開は、2.5Lハイブリッド、2.0Lエンジン共に「S」、「G」、「G “Leather Package”」、「Z」、「Z “Leather Package”」となっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる