■AMG A45 Sに対抗! 2.5リットル直列5気筒TFSIターボチャージャーエンジンを搭載
アウディの欧州Cセグメント「A3」の派生モデル、新型「A3セダン」に設定される最強モデル「RS3 セダン」の市販型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
ベースとなるA3ハッチバックは1996年に「小さな高級車」としてデビュー。翌1997年には日本市場にも投入されています。一方セダンは2013年に登場した第3世代に初めて設定、2016年に最強「RS3セダン」が誕生しました。
スウェーデン北部の山中で捉えたプロトタイプは、ヘッドライトをはじめ、ほぼすべてが生産型パーツを装着していると見られます。これまでキャッチした「RS3スポーツバック」次期型プロトタイプ同様、膨らんだフェンダー、ハニカムメッシュのグリル、フロントアクスルにクロスドリルローターとレッドブレーキキャリパー、楕円形ツインエキゾーストパイプを装備しているほか、大型のコーナーエアインテーク、コンパクトなトランクリッドスポイラーも確認できます。
キャビン内では、インストルメントクラスタを囲むランボルギーニ風のレジスターを装備、ダッシュボードには新しいインフォテイメントスクリーンが追加されるはずです。さらにセンターコンソールにはDGSトランスミッション用のコンパクトなギアセレクター、プッシュ式スターターを含むいくつかのコントローラーを搭載。スマートフォン用のワイヤレス充電パット、さらに奥にはパーキングブレーキボタンなどが設置されます。
フードの下には2.5リットル直列5気筒TFSIターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力はライバルとなるメルセデスAMG「A45 S」」と同レベルの420ps・最大トルク500Nmを発揮します。また遅れて登場する「パフォーマンスバージョン」では、450psまで高められると予想されています。
どちらもデュアルクラッチオートマチックトランスミッションおよび「quattro AWD」システム、ドリフトモードなどを標準装備するとみられます。0-100km/h加速は、SUV「RS Q3」が4秒半であるため、ルーフが低いRS3 セダンでは4秒以下が期待できるでしょう。
ワールドプレミアは、2020年内と予想されます。
(APOLLO)