■ナンバーは「SPY」。日産・三菱・ルノー共同開発の次期型は「カングーZE」と共有するフルEVも
メルセデス・ベンツのコンパクトLCV(商用車)、「シタン」の次期型プロトタイプをスウェーデン北部でカメラが初めて捉えました。
2012年から発売されているシタンは、ルノー「カングー」をベースとし、多くのコンポーネントを共有するLCVで、「Aクラス」をベースとした同社の「バネオ」後継モデルにあたります。
同社では、2019年8月にルノー日産三菱アライアンスと共同開発でシタン次期型を開発するとアナウンスしており、これが初のプロトタイプとなります。
捉えた開発車両のナンバーは、カメラマンをからかうように「SPY」の文字が確認できますが、厳重なカモフラージュのため、グリルさえも形を見ることはできません。しかし、次期型では、一見してメルセデスベンツと認識できるエクステリアとなり、貨物スペースが改善、ルノー「カングー」ダチア「ドッカー」と3兄弟となることが確認されています。
キャビン内では、最新のインフォテイメントシステムや安全支援システムなどのテクノロジーが導入されるでしょう。
予想されるパワートレインはルノー最新世代の1.5リットル直列4気筒ターボディーゼル、最高出力80ps、95ps、116psを発揮するダイムラー/ルノーの1.3リットルdCiターボユニットがラインアップされます。また「カングーZE」と共有するフルEVも期待できそうです。
(APOLLO)